こんにちは
以前にセミリタイア後の住居問題について記事にしています。
この問題は永遠の課題というくらいセミリタイアブログ界隈でも様々な意見が出ています。
コスト面やその他の面でいろいろな考え方があると思います。
今年の夏は災害が非常に多かったですね。
7月には西日本豪雨、9月に入って台風21号、さらには北海道の地震。
そこで災害という観点から賃貸と持ち家どちらがセミリタイア後の住まいとしてベターなのか考えてみました。
西日本豪雨の公費解体は6千棟超 被災3県で100億円
西日本豪雨の被災家屋の公費解体が6千棟を超える見通しになった。費用は100億円を上回りそうだ。全半壊家屋の9割を占める広島、岡山、愛媛3県で、被害が大きかった市町が明らかにした。広範囲に浸水した真備(まび)町地区を抱える岡山県倉敷市は3千棟と想定しているが、完了まで1年以上かかる可能性もある。
9月16日付朝日新聞デジタルより引用
西日本豪雨の被害により、広島・岡山・愛媛の3県だけでで5400棟、全国では6000棟を超える家屋が公費で解体されるようです。
災害を考えると賃貸の方が有利?
記事から考えると、豪雨等の災害により住宅は大きな被害を受けることがあります。
これが自分の住んでいる住居であったらと考えると眩暈がしますね。
このとき、住んでいる住居が賃貸だったら被害は最小限で済みます。
実際に住居の被害を負うのは所有者である大家さんです。
自分自身は住めないほどの被害が出たなら引越ししてしまえば良いですよね。
家財については保険で補償をしてもらうしかないですけど。
持ち家だったらそりゃもう想像しただけで嫌ですよ。
片づけすることを考えたら憂うつになりますよね。
全壊判定なんてされたら悲惨なんてものじゃありません。
たとえ保険を掛けていても全額補償されるかどうかわかりませんからね。
災害の被害を考えたら賃貸一択となります。
将来的に考えたら持ち家を持っていた方がいいかも
直接的な被害を考えたら賃貸一択となりました。
でも日本全体で考えたらいかがでしょう。
よく、セミリタイア後の住居は一生賃貸で大丈夫、高齢化と人口減少が進むから家は余ると言われます。
でもどうです、今回引用した記事。
たった一つの災害で6000棟以上の解体ですよ。
ちなみに2年前の熊本地震のときには、熊本県内で35000棟以上が公費解体の対象となっているようです。
日本では災害のたびに大量の家屋が被害を受けて解体の対象となります。
少なくとも熊本、広島、岡山、愛媛では空き家も含めて大量の家屋が解体されることになります。
そうするとこれらの地域では今後家余りになることは考えにくいですよね。
むしろ家足りずになっているでしょう。
家が足りないのは東日本震災に遭った東北各県も同様だと思われます。
今のところはさきほど挙げた各県だけの現象ですが、今後大きな災害が起きるたびに該当地域の家屋が被害を受けます。
災害列島日本では、家が余るかどうかは疑わしいですね。
東京も大地震が起きたり、富士山が噴火したりしたら住める家屋が大幅に足りないことになりかねません。
家が足りないということになれば、災害に遭っていない地域という縛りがかかることになりますが持ち家が有利です。
人の数に比べて家屋の数が少なくなれば、貸す側も人を選べます。
わざわざセミリタイアした高齢無職に貸さなくても、いくらでも若い借り手が出てくるでしょうから。
まとめ
今回の考察はいかがだったでしょうか。
賃貸持ち家論争はセミリタイアラーにとっては永遠の課題だと思います。
災害で家が足りなくなるというのは極論と感じられるかもしれません。
でも今後も毎年のように大きな災害は起きるでしょうし、その度に被害に遭った家屋は解体されていくでしょう。
そうすると本当に家が足りなくなるかもしれませんよ。
この課題に対しては新しい情報が出たらまた考えたいと思います。
ではまた。
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