こんにちは
セミリタイアするのに大きな問題となるのが住居。
この住居は賃貸と持ち家に分けられる。
住居持たずに海外放浪とかもあるけど今回は考えない。
私は現在賃貸アパート住まいであるが、一戸建ての購入も視野に入れてぼちぼち売買サイトを眺めたりしている。
いい物件があれば、購入して持ち家派にクラスチェンジしたい。
というのも持ち家のほうが利点が多いような気がしてきたからである。
今までは一生賃貸でよいと考えていたのが心変わりしたのは賃貸にとって不利な点に気付いてしまったことが大きい。
高齢無職は賃貸を借り難い
まず、高齢無職になると賃貸住宅を新たに借りることが難しくなることが挙げられる。
自分が賃貸の大家であったら、と考えたら早いだろう。
ただでさえ無職の人だと賃料をきちんと払ってもらえるか心配になるのに、高齢者だと孤独死のリスクが増す。
自分の物件で孤独死されるとその後その部屋を貸すのに部屋の清掃ないしリフォームしなければならないし事故物件は賃料も下げないといけなくなる。
将来日本の人口減で若い借り手がいなくても、高齢無職に貸すくらいなら若い外国人に貸したほうがよい、いやもう空き部屋でよい、もしくは老朽化してるから取り壊してしまおうとなる大家が多数派になるだろう。
貸してくれるとしても長期間借り手がいなかった問題だらけの部屋とか。
そんなところ自分が納得いけばいいけどそうならない可能性が高いわな。
いやいや妥協した部屋で最後を迎えたくないものだ。
日本は家余りにはならない
日本は将来家余りになるから賃貸で問題ないという意見も聞く。
だが私は否定的だ。
まず、家余りにならないから。
家余りという言葉の定義問題となるのであるが、人が住んでいない建造物が日本中に沢山発生することは否定しない。
だが「人が住みたいと思う家」が余るかは別問題。
高温多湿の日本は欧米に比べ住宅の寿命は短い。
木造家屋は構造内部が湿気に晒されるとシロアリを呼んでしまう。
シロアリに柱などの構造躯体を食い荒らされたら住宅としては不適格だ。
耐震基準の問題もある。
昭和56年に耐震基準が改定されたが旧耐震基準で作られた住宅がまだ大量に残っている。
昭和期、特に高度成長期に大量供給された旧耐震基準住宅は今後急速に寿命を迎えるだろう。
それを補うくらい新築住宅が建てられ続ければ問題ないが、新築住宅着工件数は国土交通省の統計によると昭和48年がピークでその後振れ幅があるものの漸減が続いている。
今後の人口減少を考えると新築住宅着工件数は今後もっと減っていくだろうし、そうなると人が住めないほど老朽化した建造物が街に溢れることになる。
また「住みたい地域の家」が余るかという問題もある。
今後の人口減少で人が住みにくい地域、過疎地や豪雪地帯から日本全体の人口減少率以上に人が減るだろう。
逆に東京周辺や政令指定都市などはその利便性から人が集まりさほど人口は減らないのではないか。
地域差が激しくなると、過疎地はますます不便で住みにくくなる。
商業施設や病院もなくなり、人が住まない家だらけで治安も悪化しそう。
高齢になると病院とか商業施設が便利のよい場所にないと困るだろう。
そう考えて住む地域を選んでいくと、おのずと住みやすい地域は皆同じようなところを選ぶのでその地域では家余りは起こらない。
家を買うのも大変
持ち家を探しているのであるが、今自分が住みたい地域の売家は意外に強気な値付けしている家が多く、なかなか欲しいと思える家に出会えていない。
ただ、景気が後退すると不動産価格というのは下がってくるのでそこまで今の賃貸に住みながらチャンスを待とうかなと思っている。
最終的には持ち家、理想的には一戸建てでのんびりと生きたい。
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