こんにちは
みなさんはベーシックインカムという言葉を聞いたことがありますか。
ベーシックインカムとは、最低所得補償の一種。
政府が全ての国民に対して一律に一定額の現金を支給するという政策を言います。
条件としては「全ての国民」つまり支給を受ける人の条件を付けない、そして一律に「一定額の現金」を支給する、ということになります。
この2つの条件を満たすことで、審査等の手間を省き、簡易かつ低コストでの支給が可能となります。
私は2019年にも記事を書いています。
今回新たに記事を書いたのは、私のような全く影響力のない底辺層のみならず、著名で影響力を持つ人物がベーシックインカムについて発言しているから。
現総理のブレーンとなっている竹中平蔵氏が月7万円のベーシックインカムをとの発言をしていましたが、財界の重鎮からもこのような発言が。
オリックスの元社長、宮内氏がベーシックインカムについて肯定的な発言をしていて朝日新聞が記事にしています。
宮内氏は一人あたり毎月10万円を配ってはいかがかと発言されています。
2020年に行われた10万円給付金を毎月やるイメージでしょうか。
私はベーシックインカム賛成派ですので、やっと日本でも著名人の関心を集めるようになってきたかと喜ばしいです。
それも、財界でも影響力がありそうな宮内氏の発言は大きいかなと。
ただ、前に私が書いた記事でも問題にしましたが、日本においてネックになりそうなのが財源。
もし国民全員に月10万円のベーシックインカムを実施すると、月に約13兆円ほど、年間156兆円の予算が必要になります。
今の日本政府にこんなお金をひねり出す余力はありませんね。
そうなると、竹中氏が提唱するように全ての社会福祉を廃止してその分のお金をベーシックインカムへとなるやも。
国債をバンバン刷って賄えという暴論を述べる方もおられるようですが、私は支持しません。
そんなことをやると、1年2年は良いですがそのうちに円の国際信用力が落ち円安に転んでいくでしょう、そして行き着く先は強烈なインフレでしょうね。
まあインフレが正義という意見もあります。
インフレになると国の債務が実質的に減ります。
国債発行残が1000兆円を超えていると言われていますので、結局はインフレを起こして国債の価値を落とすしか債務解決の方法はないでしょうし。
でもインフレになると庶民の生活ほどきつくなるんです。
現在貧困層もなんとか生活できているのは、日本がデフレ社会だからということを忘れないようにしましょう。
ぶっちゃけ、今の日本政府には過大な期待をしていません。
自分で自分にベーシックインカムを作った方が現実的です。
私は早期退職後、ほぼ今までに築いた資産を取り崩して生活しています。
いわば資産が自分へのベーシックインカムのようなもので。
毎月決まった額を取り崩していますが、異変が無ければ平均寿命までは資産取り崩しにより働かなくても逃げ切れそうです。
みなさんも、自分でベーシックインカムできるよう資産を築いてセミリタイアを目指しませんか。
ではまた。
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