こんにちは
ときどきツイッターのタイムラインにフォロワーが何万人もいる方のつぶやきが流れてきます。
ふむふむと読んでみたり、へーと思ったり、私の感想は様々なのですが、おいおいと言わざるを得ないものもたまにあります。
今日紹介するのはそのおいおいシリーズ。
何を根拠にしているのかわからないツイート
今回紹介するのは、ちきりんさんのツイート。
この方はブログも書いておられますが、ツイッターのフォロワーが34.2万人もいるという有名人です。
地方に若者が残らないのは(若者のせいではなく)地方に住んでる人のせいだし、
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) July 6, 2020
少子化がとまらないのは(女性のせいではなく)「子育てのために自分の人生&生活を一ミリも犠牲にする気のない」男性のせいです。
誰のせいなのか、原因を間違えないよーに。
最初の一文は、へーそうかなくらいの感想です。
問題は次の一文。
少子化がとまらないのは(女性のせいではなく)「子育てのために自分の人生&生活を一ミリも犠牲にする気のない」男性のせいです。
おいおい。
世の男性に喧嘩を売っているんですかね、この御仁は。
それでも私が見たときで4000以上のいいねがついていました、さすがフォロワー数34.2万人。
この文章、名詞をちょっと入れ替えてもがっつり意味が通ります。
少子化がとまらないのは(男性のせいではなく)「子育てのために自分の人生&生活を一ミリも犠牲にする気のない」女性のせいです。
だってさ、子供を産めるのは女性だけなんですぜ。
男性がどんなに努力しようが、子供を産むことはできません。
子供を産む産まないは女性に決定権があるとかよく言われているじゃないですか。
だから、「子供ができたの」と彼女に告白されても、男性には子供を産む産まないを決める権利はありません。その後の責任だけは取らされますが。
日本の少子化がとまらないのは誰のせい?
ちょっときつめのことを書きましたが、私が本当に言いたいことは違います。
日本の少子化がとまらないのは、男性のせいではありません。
だって子育てに男性が協力しないから少子化になるんだったら、昭和の時代の方が今よりもっと少子化じゃないとおかしいじゃないですか。
じゃあ女性のせいなのか、いいえ違います。
誰のせいでもありません。
強いて言うならば、社会構造が変化したから、です。
日本では昔に比べて高学歴化が進みました。
大学へ進学する人は、社会に出て働き始める年齢が中卒高卒者より遅くなります。
となると結婚も遅くなるし出産も遅くなるので子供の人数も減るでしょう。
逆に高学歴者が少なそうな地方のマイルドヤンキーの方々は、結構な数の子供を連れて休日のイオンモールにたむろしたりしていますし。
誰かのせいにするのはかっこ悪い
ツイッターではよくこういう断定口調の物言いを見かけます。
特に本当の原因がわからないことで。
「断定口調で世間を斬る私かっこいい」とか中の人は酔っちゃっているんですかね。
どうせリアルの自分はばれっこないと思っているのか、強い物言いの方をネットでよく見かけますが、何かの事象を誰かのせいにしちゃうのはかっこ悪いです。
こういうことを主張したいなら、せめて顔出しでやっていただきたい。
と、ここまで書いて、そのままこの文章は私にブーメランで帰ってくることに気がつきました。
私もこのブログでは結構書きたい放題強い言葉も使って書いています。
お前が言うな、って感じですね。
反省です。
ではまた。
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