こんにちは
ネットニュースを見ているとこんな記事が。
22年上半期の出生数38万人 過去最少
22年上半期の出生数38万人 初めて40万人を下回り過去最少(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
厚労省が発表した人口動態統計の速報値で、2022年上半期の出生数が38万人。
2021年よりも2万人も減ったとのこと。
もし同じ傾向ならば、2022年トータルでも76万人しか生まれないことになります。
この記事を受けて、ヤフーコメントには
国が児童手当を制限するなど少子化を推進しているから
政策の結果
日本は子育てできる環境ではない
などなど、国が子育てに予算を使わないから悪いという意見が多数出てきていました。
本当にそうなんですか?
日本の出生数が低下し続けている理由
昨今の日本での出生数低下は、
第二次ベビーブーム世代が出産適齢期を過ぎてしまったこと
が一番の要因です。
これからは、産むことのできる年齢の世代がどんどん減って行きます。
そのため、第二次大戦後並みにどんどん産んでいくならともかく、少子化対策やろうが大きく出生数が回復することはありえません。
少子化対策と言うならば、第二次ベビーブーム世代に大きく投資すべきだったんです。
それをやらなかったのでもう手遅れですね。
第二次ベビーブーム世代って、就職氷河期世代と重なります。
就職が大変だったから収入が安定しない、それで結婚もできない。
結婚できないから子供も作らない。
こういう結果が昨今の出生数に現れているだけですわ。
あと、出生数の低下は先進国共通の課題ですね。
先進国の仲間入りしそうな韓国なんて、昨年の出生数が悲惨なことに。
21年出生率0.81で最低更新 出生数は2年連続20万人台=韓国(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース
韓国の人口から考えると、40万人産んでやっと日本並みなんですけど。
数十年後の韓国は超高齢化国家になってそう。
どこかの研究論文で、
結婚している人に絞ると、出生率はここ数十年あまり変わっていない
というものがあるそうです。
ということは、結婚さえすれば子供はある程度生まれるということ。
現状は生涯独身者がどんどんと増え続けています。
少子化対策を本気でやりたいならば、
既に結婚している人に支援を行うのではなく、
独身者が結婚できるよう支援する方が、有効な策かもしれません。
生活が苦しいから子供を産めないのか
日本では、生活が苦しいから子供を産めないという論が良く言われますが、私は本当かなと眉唾なんです。
だって日本の出生率を見ると、平均所得が高い東京が一番低く、平均所得が低い沖縄が一番高いですからね。
何が本当で何が嘘なのか、よくわからない時代になってきました。
要は、声が大きい人の意見が通ってしまう社会になってきているのが日本?
子育て層という、弱者のふりをできる人たちがデカい声で自分たちにカネ寄越せと叫んでいるだけなのかもしれません。
ではまた。
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