48歳からのセミリタイア日記

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日本のサラリーマンは45歳が寿命? 希望退職募集の線引きを眺めて番外編 公務員の場合

【初版2019年3月29日 最終更新2020年5月26日】


こんにちは

 

私は48歳で国家公務員を辞職しセミリタイア生活に突入しました。

ですので、もうリストラなんて関係ない身分になっています。

 

でも世間では相変わらずその手のニュースが多いですよね。

2019年3月のブログ記事で民間企業の希望退職についてエントリーしました。 

luna3018.hatenablog.jp

 

今回は番外編として公務員の場合を少し書いてみようと思います。

 

 

公務員の場合

採用されてしまえば定年まで安泰と思われている公務員。

実は公務員の世界においても45歳という年齢は無関係ではありません。

実は国家公務員にも早期退職募集制度があります。

対象年齢は45歳以上。 

うわー、民間と同じじゃん。

ただし、各省庁の都合によりこの対象年齢が繰り下がったりします。

例えば人員が不足気味な省庁は50歳以上とか55歳以上とか。

逆に人員が余っていたK省とかN省等は45歳以上で募集しまくってかなりの数の職員が早期退職となったようです。

おそらくこれらの省では対象職員にかなりの圧力がかけられたのではないかと想像します。

 

早期退職募集に応じた場合、退職手当(民間での退職金)の割り増しがあります。

まず、公務員の退職手当は自己都合と定年退職で差があります。

ただし、早期退職の場合は退職手当は定年退職扱いに。

その上で、定年までの1年につき3%の割り増しがつきます。

 

民間の大企業が希望退職を募集するときには何千万円の上積みするとか聞きますけど、公務員はしょぼいですね。

まあ普通に自己都合退職するよりはましかなという感じでしょうか。

45歳で早期退職募集に応じたら、定年扱いになりさらに45%割り増しですから。

ただし、公務員の退職手当は勤続年数に応じて増えていきますから45歳で退職するとベースとなる退職手当が少ないです。

そういう意味では、メンタルがやられなければ定年まで勤め上げたほうが断然得です。

早期退職の募集があっても辞めろ圧力はほとんどありませんし。

 

 

 

早期退職募集制度が始まる前は

早期退職募集制度を国が始めたのは2013年(平成25年)からです。

それまでは退職勧奨というものがありました。

いわゆる「肩たたき」です。

 

肩たたきって言葉、わかりますか。

子供がお父さんの肩をたたくあれじゃあありません。

 

人事課長が肩をぽんぽんと叩き、「君そろそろ辞めないか」って来るイメージですね。

 

早期退職募集制度が始まる前は退職勧奨で定年前に辞める人が多かったです。

当時は退職勧奨に応じたら定年までの1年につき2%の割り増し退職手当が出ていました。

今より少ないですね。

 

ただし、昔は今ほど天下りに厳しくなかったのでそこそこの年齢になったら退職勧奨に応じて関係団体や民間企業に天下りしていました。

私が勤めていた役所では、平成一桁のころは55歳くらいまでに退職勧奨に応じて天下りする職員が多かったですね。

その理由としては、退職勧奨に応じれば天下りを斡せんしてもらえるけど、断って定年まで居座ったら斡せんしてもらえなかったということもあったように思います。

人事の言うこと聞かない奴には便宜を与えないという一種の飴と鞭。

天下り先でかなり長い期間に渡って仕事を続ける方もいたようです。

60過ぎて働きたくないわ、という一種偏屈な職員だけが定年までいた感じでしょうか。

 

昔の上司から聞いた話

私が20代のころに上司から聞いた話です。

退職勧奨って制度上は50歳以上だったのですが、私が勤めていた役所では55歳くらいまでに辞める方が多かったです。

ただ、話をしてくれた上司は人事から目をつけられていたのかわかりませんが、52歳で退職勧奨を受けたそう。

 

話してくれた上司はかなり憤慨していました。

そんなに自分を辞めさせたいのかと。

まあ部下の私から見てその上司は優秀さのかけらもない方でしたから、人事も早く片付けたかったのでしょう。

その上司は結局60歳の定年まで居残りましたね。

相当頭に来ていたのでしょう。

退職してからの天下り斡せんはあるはずもなく、自分でどこかの会社に再就職の口を見つけて何年間か働いたようです。

今だと60歳の定年まで働いて、そのあと再任用で65歳まで継続して働くのは当たり前なんですが、当時60過ぎて自分で再就職した人は珍しかったです。

 

 

 

退職勧奨制度の方が良かった?

天下りとセットになった退職勧奨。

飴と鞭のひどい制度のようですが、組織が若返りやすいという利点もありました。

今は再任用で65歳まで働けますので、事務所内に高齢職員が目立ちます。

普通に60の定年まで管理職として残るので上のポストが詰まって昇進遅くなりますし。

職場に活気がでるわけありませんわ。

退職勧奨のころは該当年齢の多くが退職していましたが、高齢職員は給料も高いから人件費圧縮にもつながっていたのではないでしょうか。

 

まとめ

公務員の早期退職制度のことを書きました。

このあたりは民間と比べると身分保障がしっかりしている公務員はのんびりしています。

最近ブラック化が進んでいる公務員ですが、仕事にやりがいを見出す必要はない、仕事はリタイアまでの資金稼ぎという割り切った考え方なら公務員は大いにありだと思いますよ。

正規職員だと非正規よりは様々な福利厚生がある分ホワイトだと思いますし。

完全週休2日でたった3日とはいえ夏休みもあります。

 

将来セミリタイアしたい、平日仕事終わりにブロガーやユーチューバーしたいという方には公務員おすすめかもしれません。

ただし、キャリア官僚以外で。

 

ではまた。 

 

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