【初版2020年2月6日 最終更新2020年2月20日】
こんにちは
コンビニ業界第二位のポジションであるファミリーマートですが、内部では結構「えげつない」ことをやっているようです。
ファミリーマートの早期退職に応募者殺到
ファミリーマート(以下ファミマ)は本部社員の1割にあたる800人の希望退職募集を社内外に告知。
対象となるのは、勤続年数3年以上、現場社員は40歳以上、本部社員は45歳以上。
これに当てはまる社員は約3000人いるそうで、800人ということは3割近くは辞めてほしいと思っているということです。
早期退職に応募すれば、最高で2000万円の早期退職金と再就職支援が受けられるとのこと。
さらに社長が念頭挨拶で、
「会社があなたに何をしてくれるのかではなく、あなたが会社に何をできるか考えてほしい」
という問いかけをぶちかましたおかげで退職希望者は1500人に達したようです。
ちなみにこれ、ジョン・F・ケネディ大統領の演説から丸パクリしてます(笑)
原文は、
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.
「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。」
丸パクリやん。
社長のセンスの無さが寒い。
そりゃ会社見限るわ。
ファミマのえげつない内部文書が発覚
800人の募集予定に対して1500人応募。
これはファミマも予想外だったようです。
あまりたくさん辞められると会社がスカスカになっていまいます。
そこで、応募してきた人をどう「選別」するかという内部文書が存在し、あまつさえそれが外部に流出したことが発覚しました。
それによると、応募してきた人を4段階に階層分けし、「慰留」「応募確認」「応募勧奨」とそれぞれの対応をするそうな。
ひえー、早期退職に応募しても慰留されちゃう人がいるんですって。
早期退職でさえ自由意志じゃあできんのかい。
それどころか辞めたくないのに勧奨されちゃう人までいるって。
すっげーブラック。
さらに驚いたのは、予想外に応募者が多いと慌てた会社側が、応募しても「適用否認」される場合があることをアナウンスし始めたとのこと、
適用否認されると、辞めても早期退職金2000万円が支払われないというひどさ。
これは辞めて欲しくない「慰留」対象者が応募しても「適用否認」で早期退職金を受け取れなくなるという理不尽な扱いですね。
もうめちゃくちゃやん。
辞めろと言ったり辞めるなと言ったりさあ。
自分のタイミングでセミリタイアするのが一番
結局のところ、会社の都合で辞めさせようなんてロクなもんじゃねーということ。
自分が辞めたいタイミングで行うセミリタイアが一番です。
このブログの読者はセミリタイアを目指しておられる方も多いかと。
割増退職金目当てで会社の早期退職募集を待つのも手ですが、ファミマみたいなクソ会社も存在するので、自分のタイミングで退職する方が精神衛生上良いですよ。
2020年2月20日追記 ファミリーマート1025人が退職
結局のところ、ファミリーマートの早期退職募集に対して1111人が応募し、うち1025人が退職することになりました。
あれ、応募者と退職者の数が合いませんね。
実は86人については、「日常オペレーションの継続に重大な影響を及ぼす可能性のある一部社員については、制度の適用外」ということで割増退職金の適用を受けられなかったようです。
これはひどい話ですね。
この人たちは割増退職金を貰えなかった上に、会社への忠誠心がないと看做されてしまうというダブルパンチ。
残りたくないのに会社に残らざるを得ないうえに、仕事をしていても針のむしろに座っているようなものでしょう。
しかし適用否認されるかは応募してみないとわからない状況だったからですねえ。
あ、慰留されるからうすうすわかってたのかもですが。
慰留されても辞めたかった、でも辞められなかった86人の方々には涙を禁じえないです。
ではまた。
ブログ村ランキングに参加しています