48歳からのセミリタイア日記

48歳でまだ早いかなと思いながらもセミリタイアしました。生活、資産運用、旅行、その他いろいろ。元公務員です。

生活保護は甘えている、という記事に対するご意見と返信 その2

 

こんにちは

 

以前に生活保護のことについて記事にしました。

luna3018.hatenablog.jp

 

早いものでこの記事を書いてからもう10ヶ月が経ちました。

記事の存在を忘れかけていたのですが、ある方からコメント欄にご意見をいただきました。

コメントで返信しようと思ったのですが、大変長くなりそうなので独立した記事にすることにしました。

 

 

生活保護受給者は甘えているの記事に対するご意見(原文)

コメント主名:実

そうですね。確かにどうしても働けなくて貰わざる負えない人もいるのに、中には甘えている人もいるでしょう。高齢化と要介護によりこれからはもっと大変になるのが分かっているので、何かを切り詰めないといけなくなるかもしれません。十把一絡げに良い悪いで判断するのでなく、冷静に考える必要があります。ただ、生活保護を出す前に、自分は非常に不公平と不愉快を感じます。天皇はいったい年間いくら消費してますか?やれ結婚だで億単位、年間数百億はかるく飛んでいますよね。戦後から数えるともはや一年の国家予算を超えてませんか?国が一回停滞するという表現はおかしいかもしれませんが、少なくともその親戚はと言うと、やれオリンピックだの何だのと、お金を持て余していて何で自分らで金を出し合わないんですか。何でいつまでこんな架空宗教じみた行為に税金が投入されるのでしょうか?生活保護うんぬん言うなら、まずこの問題が先です。それを無視して、本当に困っている、下手すれば将来の自分も貰うかもしれないライフラインを攻撃するのは不公平であり、弱い物虐めだと思います。

 

ご意見の要旨

  • 生活保護受給者のなかには甘えている人もいる
  • 生活保護については、良い悪いを十把一絡げに判断せずに冷静に考える必要がある
  • 天皇陛下は年間いくら消費しているのか
  • いつまでこんな架空宗教じみた(ブログ主注:皇室?)行為に税金が投入されているのか
  • 生活保護うんぬんより、皇室関係の問題が先
  • 将来の自分も貰うかもしれないライフライン攻撃は不公平、弱者虐め

 

 

 

ご意見に対する返信

ではコメント主、実さんへ返信していきます。

 

実さんは、最初のほうでは生活保護受給者には甘えている人もおられると書かれています。

それには同意します。

 

ただ途中から話の内容が微妙なところに向かっていますね。

皇室不要論っぽい感じでしょうか。

天皇陛下をはじめとする皇室の方々が無駄に税金を浪費していると実さんはお考えのようです。

 

使われている税金面からみてみる

では、本当に皇室関係は無駄に税金を浪費しているのか。

皇室関連の税金は打ち切って生活保護に回したほうがいいのか。

皇室関連予算と生活保護関連予算を国の資料から抜き出してみます。

 

皇室関連予算としては、宮内庁の予算と皇室費が挙げられます。

このうち皇室費は大きく3つに分けられます。

天皇皇后両陛下や皇太子殿下の御一家がお使いになる内廷費

秋篠宮家をはじめとする、天皇家以外の皇族がお使いになる皇族費

皇室のご活動や皇室用財産の維持管理に使われる宮廷費

つまり宮内庁の予算と皇室費で皇室関係の全てのお金が賄われているわけです。

 

この予算を見ると、

平成29年度 宮内庁112億 皇室費62億 合計174億円

平成30年度 宮内庁114億 皇室費99億 合計213億円

30年度の皇室費が30億以上増えているのは、天皇陛下の譲位に向けた準備費用です。

 

いっぽう、生活保護関連予算を抜き出してみましょう。

平成29年度 3兆8404億円

平成30年度 3兆8182億円

 

どれだけ差があるのかわかりますかね。

皇室関連予算をわかりやすく、1年でざっくり200億としましょう。

戦後73年で200×73=14600億。

どんなに使っていたとしてもおおよそ1.5兆円。

戦後通算してもです。

生活保護関連予算の半年分にもなりません。

まあこれはあまりにも乱暴な計算です。

実際には毎年度の予算を足しこむ必要がありますが、こちらのほうが説明しやすいので。

なので、たとえ実さんのご希望どおり皇室を全廃してその予算を生活保護関連に回しても、費用的には焼け石に水以下ですね。

 

今の日本に皇室はなくてはならないもの

天皇陛下をはじめとする皇室は今の日本にはなくてはならないものとなっていることを、実さんにもわかりやすく説明したいと思います。

 

まず、天皇陛下は外交儀礼上、世界のどこに行っても最上級の扱いを受けるということを理解する必要があります。

というのも、国のトップにも外交儀礼上のランクがあるからです。

 

で、天皇陛下がどのランクにくるのか。

天皇陛下の海外での扱いを見るとほぼ最上級の外交席次となっています。

だから天皇陛下に謁見してもらうために国家主席になる前の習さんが小沢さんに頼み込んだり、オバマ元大統領が現職時代に謁見された際に天皇陛下に向かっておじきをしたりしたのです。

アメリカ大統領がおじぎをする相手なんて、天皇陛下くらいでしょう。

もし天皇陛下がいなければ、日本の首相なんて外交席次はかなり下のランクになっちゃいますよ。

だって世界には国王や大統領がごろごろしているのですもの。

 

たとえば、カナダのprotocol(外交儀礼)の公式席次は、

皇帝>王>王族>大統領>首相>その他

となっています。

天皇の英訳はEmperor皇帝ですね。

だから天皇陛下は最上級の外交儀礼を受けます。

 

さらに言うと、天皇陛下は外交権力・政治権力とは無縁のため、純粋に親善使節として(北東アジアの一部を除く)世界中で受け入れられます。

この今まで天皇陛下が受けていた外交儀礼を、皇室を廃止したら誰が引き継ぐのでしょう。

つまり日本の皇室外交は目に見えない多大な利益を日本にもたらしてくれているということですね。

 

そして日本の皇族は国内外で殺人的なスケジュールで行事をこなされています。

それを年間200億程度の予算で賄えるなんて、むしろお得過ぎる話です。

 

天皇制度も健康で文化的な最低限度の生活も憲法で規定されている 

日本国憲法見ればわかるのですけど。

生活保護のもととなっている「健康で文化的な最低限度の生活」は憲法第25条で規定されています。

そして、天皇制は第一章丸々使って規定されているんです。 

どちらも日本国憲法で規定されている以上、日本国民は尊重しないといけないでしょうね。

実さんもそのあたりのことは踏まえて天皇制を論じないといけないでしょう。

 

 

 

将来の自分も貰うかもしれないライフライン攻撃は不公平で弱者虐め? 

天皇陛下に関するお話はこの辺にして最後の要旨に行きましょう。

将来の自分も貰うかもしれないライフラインを攻撃するのは不公平でしょうか。

私は、むしろ将来の自分が万が一でも貰う可能性があるライフラインであるならば、であるからこそ、正常に運営されるように今のうちに制度を正しておくべきだと思います。

自分が貰うかも知れない、だから今のままほっておく。

こちらのほうがよほど不実で不公平でしょう。

 

そして弱者虐め?

そうは思いませんが。

みな、弱者という結果だけ見て判定しろと言うのですよね。

その過程も大事でしょう。

浪費癖が直りません、だから生活できませんので生活保護をください。

ギャンブルで全財産食いつぶしてしまいました、だから(以下略

年金保険料を払っていませんでした、だから老後の生活費として(以下略

え?

そりゃ憲法で保障していますから。

どうぞ制度として生活保護を利用してください。

でも、納税者から見てそれらの理由で納得できるのでしょうかね。

人は理性だけでなく、感情というものがあるのですよ。

弱者と言われる人たち、本当にみなさん誠実ですか? 

 

まとめ

今回ご意見をいただいた実さんにはお礼を申し上げます。

このエントリーを書くにあたりいろいろと調べたりしましたので、自分でも薄ぼんやりしていたことがよく理解できるきっかけとなりました。

ありがとうございました。

 

今回のエントリーに関しまして、ぜひ実さんから再度のコメントをいただければと思います。

他の方のコメントも当然大歓迎です。

 

ではまた。

 

 

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