こんにちは
一昨日、岸田総理の年頭所感について記事にしました。
そのときに、私が「日本って世界で最も成功した社会主義国って皮肉られたりする」と書いたことに対して、以下のようなコメントをいただきました。
一番成功している社会主義国といわれたのは30年前な。今は一番失敗してる新自由主義国な。
コメントありがとうございます。
ここで「新自由主義」という、私にはよくわからない言葉が出てきています。
ちょっとウィキペディアで調べてみました。
かなり長い上に、定義が色々とあるようでわかり難いです。
概説にある、
自己責任を基本に小さな政府を推進し、均衡財政、福祉・公共サービスなどの縮小、公営事業の民営化、グローバル化を前提とした経済政策、規制緩和による競争促進、労働者保護廃止などの経済政策の体系。競争志向を正統化するための市場原理主義からなる、資本主義経済体制をいう。
が一番まとまった説明でしょうか。
自己責任、小さな政府、市場原理主義、あたりがキーワードかな。
コメントでは、
日本は今一番失敗している新自由主義国
とありましたが、実際そうなんでしょうか。
私的には大いに疑問なんですが。
だって、全然小さな政府ではないですもん。
今年(2021年度)の予算で、社会保障費にいくら計上しているかご存じですか?
約36兆円ですよ?
先月に成立した補正予算でも、はてなマークを付けたくなる項目がいくつも。
- 事業復活支援金 2兆8,032億円
- 資金繰り支援 1,403億円
- 時短要請等に応じた飲食店等への協力金等 6兆4,769億円
- 住民税非課税世帯に対する給付金 1兆4,323億円
- 雇用調整助成金の特例措置等 6,547億円
- 新型コロナウイルス生活困窮者自立支援金 937億円
こういうのをロクな審議もせずに国会で成立させる日本のどこが小さな政府なのか、私は頭にいくつもはてなマークを浮かべています。
これだけ社会保障にお金をばら撒く(あくまで私の個人的見解です)日本は、とんでもなく大きな政府じゃないかと。
補正予算審議では、1兆2,162億円でしかない18歳以下への給付金に関心が集中していたようですが、議員の皆様にはもっと大局を見ていただきたいですね。
まあ、今まで書いたことはあくまで私の個人的感想です。
派遣労働等の雇用規制緩和、富裕層に有利な税制等から見て日本は新自由主義の国だと言われると、ごもっともとも思ったり。
人により立場によりモノの見方は多面的でしょうから、こういう話題は正解が無いのでしょうね。
ではまた。
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