【初版2018年11月29日 最終更新2019年5月30日】
こんにちは
私が住んでいる福岡県で新たな税金を設けようという動きがでています。
それも、福岡県と福岡市が同時に。
どういう動きになっているんでしょうね。
※2019年5月30日追記
福岡県と福岡市の話し合いにより妥協案がまとまりました。
最初の見出しに内容を追記します。
その次の見出し以降は初版時のものです。
- 2019年5月30日 追記
- 福岡市が検討している宿泊税
- 福岡県が検討している宿泊税
- ホステルのような安宿ほどきつい税制
- 民泊も対象 免税措置はなし
- 安宿の宿泊料金がぐんと上がる可能性がある
- 宿泊税を導入するならこうして欲しい
2019年5月30日 追記
福岡の宿泊税問題、福岡県と福岡市の話し合いが決着したようです。
福岡市内 市150円 県50円(宿泊料金2万円未満)
市450円 県50円(同2万円以上)
福岡市外 県200円
となりました。
利用者から見ると、福岡県内は宿泊料金2万円未満は200円の宿泊税となります。
宿泊料金2万円以上だと、福岡市内のみ500円、それ以外は200円のまま。
初版の記事で書いたように、安い宿ほど負担割合が増えます。
ドミトリー(相部屋)の宿なんかは値上げ割合が高くなって厳しくなりそうです。
ここから初版分です。
福岡市が検討している宿泊税
現在福岡市は、市内の宿泊施設に宿泊する人を対象に税金を徴収することを計画しています。
福岡市の調査検討委員会がまとめた報告書によると、1泊の宿泊料金が2万円未満の場合は200円、同2万円以上の場合は500円、の税額となっているようです。
おそらくこのまま市議会の議決がされて条例となるのでしょう。
もし実施されれば年間24億3千万円の税収が見込めるそうです。
福岡県が検討している宿泊税
いっぽう福岡県のほうでも、県内の宿泊施設に宿泊する人を対象に税金を徴収することを計画しています。
県の有識者会議が県知事に提出した報告書によると、1泊につき一律200円、県とは別に独自に宿泊税を課す市町村に宿泊する場合には一律100円の税額とのことです。
県の報告書の書きぶりだと、福岡市との二重課税を想定しているようです。
その場合に福岡市に宿泊したときの税額は、1泊2万円未満では300円、2万円以上では600円の税金を支払う必要が出てきます。
ホステルのような安宿ほどきつい税制
福岡市の税額にしろ、福岡県の税額にしろ、1泊何万円も支払うほうな高級ホテルだとほとんど負担感はないと思います。
なにしろ最高でも600円です。
例えば1泊3万円なら2%ですからね。
ただ、私もよく利用するホステルだと違ってきます。
ホステルはドミトリー(相部屋)となっているところが多く、最近福岡市内でも増えてきました。
外国人の利用客が多いようです。
私も台湾に行くときに前泊するのに利用しました。
安いところだと1泊2000円くらいからありますね。
そういうところに課税される場合を計算してみました。
福岡市内で1泊2000円300円。
実に15%の上乗せです。
1泊3000円でも10%の上乗せですもの。
今の消費税よりも高いですよ。
民泊も対象 免税措置はなし
福岡市の報告書では、Airbnb等の民泊も対象とするようです。
また、一定額未満の宿泊料金を支払う宿泊客や修学旅行客に対する免税措置は検討しないとのこと。
それはちょっとひどすぎませんかね。
安宿は免税にしてもいいんじゃないですかね。
ただでさえ安宿は人件費など切り詰めているところが多いでしょうに、さらに徴税の手間が入るんですか。
まるで安宿いじめですね。
安宿の宿泊料金がぐんと上がる可能性がある
これを導入されたら、安宿ほど負担感増しますねえ。
例えば福岡市内で従来1泊2万円のところなら20600円。
対して1泊2千円のところは2300円。
安宿ほどぎりぎりの料金で設定しているだろうから、全額料金に転嫁するでしょうね。
いやー、困るんですよねえ。
私が福岡空港を早朝に出る飛行機に乗ろうと思ったら福岡市内に前泊する必要があるんですけど、寝られればよいからと最低料金のところに泊まるんですよね。
料金が上がっちゃうじゃないですか。
前回2000円のところに泊まったのに。
300円アップなんて、税率15%ですよ。
どこのぼったくりですか。
外国人バックパッカーとか知らないうちに被害者になりますね。
ただでさえ日本の宿泊施設は外国に比べて高いから少しでも安くしようとホステルに泊まるのに、こっそり税金乗せてくるから宿泊料金が上がるなんて。
バックパッカー殺しになりかねませんね。
宿泊税を導入するならこうして欲しい
宿泊税を一律、または2段階のみとすると安宿に泊まる人ほど重税感がありますよね。
だから私は考えました。
宿泊料金に対して何%という風にするべきじゃあないでしょうか。
一見面倒くさそうでしょ。
でもホテル自体は部屋ごとに料金を決めていますよね。
それに応じて%を掛けるだけだから消費税と同様ですよ。
特にホステルなんかは料金はシーズンごとか週末かで料金が変わるくらいだからそんなに頻繁に宿泊料金を変更することはないでしょう。
最初に計算しておけばあとは徴収の手間も少ないはずです。
お役所のほうも、宿泊施設ごとの総宿泊収入に対して何%を役所に納めなさいという風にできるから脱税が起こりにくいのではないでしょうか。
一人1泊あたり一律いくらというのは、宿泊施設側が脱税しても追跡が難しいですよ。
まあここで書いても与太話に過ぎないですね。
県議に知り合いがいればいいんですけど、残念ながらいません。
指をくわえてみていることしかできないようです。
今度から宿泊税を取られないネカフェかサウナにするかな。
ではまた。
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