こんにちは
私は2019年1月にタイで外こもりをしました。
そのときの泊まった宿のうち、計6泊はドミトリー(相部屋)式のホステルです。
ドミトリーには利点も多いのですが、注意すべき事項もいくつかありますので、今回は動画を交えながら説明したいと思います。
- ドミトリー(相部屋)式ホステルとは
- ドミトリー式ホステルのメリットと注意点
- ドミトリーにはプライバシーがない
- 就寝時にイビキや物音で安眠できないおそれがある
- 盗難や違法薬物関係のリスクがある
- さいごに
ドミトリー(相部屋)式ホステルとは
ドミトリー(相部屋)式ホステルの説明をします。
通常のホテルの居室内には、シングル、ダブル、ツイン、トリプルくらいまでの設定だと思いますが、基本的にひとつの予約客に一以上の部屋が提供されます。
これに対して、ドミトリーとは一室内に複数のベッドを設置し、このベッドひとつひとつに別々の予約客が割り当てられる部屋のことを指します。
ホステルにより異なりますが、ドミトリーはたくさんのベッドを確保するために2段ベッドとすることが多いです。
また、居室の外に共同でシャワーとトイレが設置されていることが多いです。
ホステルによっては就寝時間外にくつろげるよう共用スペースを設けていることがあります。
日本での似たような業態として、カプセルホテルがあります。
ドミトリー式ホステルのメリットと注意点
ドミトリー(相部屋)式のホステルは普通の個室式ホテルと比べるとメリットもありますが、注意して泊まらないといけない点もあります。
メリットは、
- ホテルに比べて安い
- 同宿者と交流ができる
というところですね。
これは詳しく説明する必要はないでしょう。
占有区域がホテルに比べて少ないので料金は安いし、居室内や共用スペースで他の宿泊者と一緒になりやすいので友達になったりする機会も多いでしょう。
一方注意する点をとりあえず3点あげてみます。
- ドミトリーにはプライバシーがない
- 就寝時にイビキや物音で安眠できないおそれがある
- 盗難や違法薬物関係のリスクがある
これらの注意点を個別に説明していきます。
ドミトリーにはプライバシーがない
ドミトリー(相部屋)式ホステルには基本的にプライバシーを確保できる空間がありません。
トイレの個室内くらいでしょうか。
これは、ドミトリーの性質上仕方がない面があります。
ホテルであれば個室となりますので、個室のドアを閉めてしまえばその内側は自分だけのプライベート空間になります。
これに対してドミトリーはその室内に複数の宿泊者が存在することになります。
カーテン等でベッドとその他の空間を仕切れるところもありますが、薄いカーテン1枚でプライバシーを完璧に確保できると考えるのは楽観的でしょう。
就寝時にイビキや物音で安眠できないおそれがある
ドミトリーは相部屋です。
運よく自分以外に同じ室内に泊まる人が居なければ良いですが、普通は他に宿泊客がいます。
就寝時に他の宿泊客がイビキや物音を立てたときには、自分までほぼダイレクトに騒音が届くことを覚悟する必要があります。
対策としては、耳栓やアイマスクを用意するしかないでしょう。
それでも完全に防げるかわかりませんが、安い宿泊代とのトレードと考えるしかなさそうです。
また逆に、自分がイビキをかく人だったらイビキ防止グッズの使用も考えてみてください。
盗難や違法薬物関係のリスクがある
ドミトリーには自分以外の宿泊客がいます。
そのため、貴重品の盗難のリスクは当然にあります。
現金やパスポートのほかに、充電中のスマホやパソコンなども注意しておかないと、同室者や外から入り込んできた犯人に盗難されるおそれがあるでしょう。
特にトイレやシャワーでドミトリーを離れる際には、貴重品は携帯しスマホやパソコンはバッグ内に隠すなどの対策をしたほうがよいです。
また同室者がいるということは、違法薬物関係のリスクも考慮しないといけません。
私が今回泊まったバンコクのホステルでこんなことがありました。
ホステルにチェックインしてドミトリーに落ち着くこと30分後。
まだ荷物の片づけを終わっていないころに、いきなり警察官がどやどやとドミトリー内に入ってきたのです。
ええ??
私何も悪いことしていません!
驚く私を尻目に別の宿泊客のベッドをガサ入れ始めました。
びっくりしたままの私に対して、後から入ってきたホステルの従業員が何やら説明をしてくれます。
その従業員も気が動転しているのか早口なので、何度も聞き返してやっと聞き取れたのが「イリーガル」という単語。
ガサ入れされているベッドの宿泊客が何か違法薬物を隠し持っていて、警察に摘発されたようです。
警察官のガサ入れのようすを隠し撮りしましたので公開してみます。
泊まっていたバンコクのホステルに警察のガサ入れが入った その1
泊まっていたバンコクのホステルに警察のガサ入れが入った その2
今回は摘発された本人がガサ入れされていました。
もしこの人が私が泊まっているベッド周辺に違法薬物を隠していたとしたら。
もし私が泊まっているときに私の荷物に誰かが違法薬物を入れ込み、警察にタレこんだとしたら。
私が警察に疑われることは間違いなしです。
日本語がロクに通じない現地警察に身の潔白を説明できる自信はありませんね。
ホテルの個室ならば、盗難のリスクも違法薬物関係のリスクも下がります。
自分が泊まっている部屋に自分以外の他人がいるということは、このあたりのリスクを許容する必要があります。
さいごに
ドミトリー式ホステルに泊まるときにはいくつか注意する必要があります。
それでも一般のホテルが高い場所に泊まるとき、旅費を節約したいとき、他の宿泊客と交流を図りたいときにはドミトリー式ホステルは選択肢になり得ます。
例えばバンコクで私が泊まったホステルは1泊朝食付で1000円ほどでした。
施設も新しくて綺麗でしたよ。
また台湾の台北で私が泊まったホステルは1泊朝食付で1500円から2000円くらいでした。
どちらの都市も日本人が許容できる清潔さのホテルは、ドミトリー式ホステルの何倍かの料金がかかります。
リーズナブルさを求める方は選択肢に入るのではないでしょうか。
また他の宿泊客と交流できることもドミトリー式ホステルならではだと思います。
さあ、みなさんも耳栓とアイマスクを用意してドミトリーにレッツチャレンジ!
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