こんにちは
立て続けにセンシティブな話題の記事を書いているlunaです。
過去記事(FIREと生活保護についての考察)で引用させていただいたブロガーさんが新たに記事を書いておられました。
そのご主張をふんわりとまとめますと、
なるほどなるほど、おkです。
ご主張は了解しました。
そのうえで、いくつか疑問点がありましたので今回記事となります。
65歳以降は年金で十分生活費が賄えられるか
まず、65歳以降は年金で十分なのか。
これが結婚していて、共稼ぎであればそのとおりでないかと。
ただ、少なくともどちらか片方は60歳まで厚生年金に加入している必要があるでしょう。
なにしろ国民年金だけだと一人当たり年80万円ほど。
年金のみで十分な生活費を賄うには、厚生年金分が必要不可欠。
しかしFIRE(早期退職)してしまうと支払掛金が少ないので、当然支給額も相応に。
結婚していてもですし、独身ならなおのこと足りないことになりそうです。
もちろん、年金支給額に合わせて切り詰めた生活を送ることもできるでしょう。
でも金銭的余裕の無い生活だと、病気をしたり介護の必要が出たときに詰みますね。
特に介護については、資産の有る無しで受けられる質が全然変わりますよ。
独身者の男性の平均寿命は67歳
次に疑問に思ったのは、独身者の男性の平均寿命は67歳と書かれていたところ。
これ、国の統計からですかね?
実際はどうなのか。
根拠となる数字は、2020年人口動態調査からかな。
それによると、未婚男性の「死亡中央値」が67.2歳。
つまり2020年に亡くなった全男性のうち、未婚男性は50%が67歳以下で亡くなったという調査結果です。
ちなみにその他の男性の死亡中央値は、
- 離別男性 72.9歳
- 有配偶男性 81.6歳
- 死別男性 88.4歳
となります。
ここで注意したいのは、中央値と平均値が異なること。
中央値はデータを順番に並べたときにちょうど真ん中の順番にあたる値。
平均値はデータの合計を個数で割って得られる値。
人口動態の中央死亡値が67歳。
これは、50%は67歳よりも上で亡くなっているということを示しています。
実際には、今どきの60代後半以上の未婚男性は、料理を自分で作らず喫煙飲酒習慣があり健康管理がまずい方が多いでしょうね。
義務教育で家庭科が男性必修になったのはずいぶんあとの世代ですし。
今の50代以下の世代が高齢者になるころには、健康管理をそれなりにやって中央死亡値が後ろずれすることが想定されます。
65歳以上のことまで考えてセミリタイアやFIREを考えるべき
私としての結論ですが。
未婚男性は67歳で亡くなるので老後の心配はしなくてよい
という仮説は”必ずしも”当てはまらないと言えます。
国の統計では、52歳時点の全男性の平均余命は30年くらい。
私の場合ですが、少なくともあと30年は資産を取り崩しつつお金に汲々しない生活を送れるよう計画しています。
もちろん、そのなかには病気や介護リスクもある程度織り込み済み。
備えあれば患いなし~。
それに私のブログ読者には女性の方も多いので、男性向けのみの文章を書いても片手落ち。
女性はかなり長生き(未婚の死亡中央値81.6歳、離別の死亡中央値80.9歳)。
男女関係なく、65歳以上のこともがっちりと計画してFIREセミリタイアしましょ!!
結果としてであろうがなかろうが、生活保護受給に至った段階でFIREセミリタイアは失敗と思うべき。
特にセミリタイアブログまで書いて生活保護に陥るのは、かなり恥ずかしい。
そうならないよう、私は今後も油断なく生活していきます。
ではまた。
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