こんにちは
世の中、あるはずないと思っていてもその上を行くことはあるものですね。
東京電力の旧経営陣4人に高額の賠償金を支払えとの判決が出たようです。
東京電力旧経営陣に13兆円賠償命令、ポイントは?: 日本経済新聞
なんと、4人に対して総額「13兆3210億円」の賠償判決ですよ。
13万円でもなく
13億円でもなく
13兆円ですよ。
国家予算レベルの多額の賠償金、個人に支払えるわけないですよね。
この訴訟は、株主が経営者に対して会社の損失を賠償しろと請求したものですので、もし判決が確定しますと個人財産から会社に賠償金を支払わないといけません。
4人で均等に割ったとして、一人あたま3兆4000億円相当。
こんな額払える人、日本にいますかね?
でも所詮サラリーマン経営者だった東電の旧経営陣にはどうしようもない額です。
こういった場合、全財産を差し出したうえで自己破産するようですね。
過去には、ダスキンの株主代表訴訟で53億円の賠償を確定させられた旧経営陣2人は、結局1億円を支払ったうえで自己破産したようです。
東電の旧経営陣4人も最終的には自己破産でしょう。
現実には、判決が確定するまでに自分の資産は隠しちゃうんでしょうね。
配偶者や子ども等に贈与してしまえば良いし。
結局はショボい額の賠償を差し出したあと自己破産して終了。
取れないものは取れません。
社会的制裁と見せしめの色合いが濃い判決ですわ。
日本では、経営陣に名を連ねるというのはかなりのリスクがあるということですね。
くわばらくわばら。
ではまた。
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