こんにちは
セミリタイアorFIRE生活者は、元の会社を早期退職したあとは全く仕事をしていないか、または生活費を補填するための最小限のバイト等の労働しかしていない方が多いだろう。
だから収入の面では一般の労働者世帯に比べてかなり低いことになる。
収入面はそれらの世帯より低いから、当然支出もそれなりに絞っているだろう。
ところで少し前から、主に社会活動をしているところから相対的貧困という言葉が出てくることが増えてきた。
そこで私はセミリタイアと相対的貧困の関係について考えてみた。
相対的貧困とは
相対的貧困ってそんなに古い言葉ではないと思う。
どういう意味かいろいろと調べてみた。
デジタル大辞泉によると、
ある国や地域社会の平均的な生活水準と比較して、所得が著しく低い状態
とのこと。
また朝日新聞の解説では、
世帯の可処分所得などから算出した数値が、国内に住む人々の中央値の半分に満たないケース。
とのことである。
つまりこの言葉を利用するものによって解釈が色々と変わってくる可能性がある。
相対的貧困の対義語 絶対的貧困とは
この言葉も調べてみた。
大辞林によると、絶対貧困として
経済協力開発機構、世界銀行などの国際機関で用いられる貧困の程度の基準の一つ。諸資源の不足により生存が危ぶまれる状態をいい、具体的には各国の最低生活保障制度で定められる基準値以下の収入の状態をいうことが多い。絶対的貧困。
とのことである。
つまり生存が危ぶまれるほどの貧困に陥っている状態を指すのだろう。
相対的貧困 私の解釈
貧困に「絶対的」と「相対的」という概念があることはつい最近知った。
私が思っているところの貧困と言うのは、概念としては絶対的貧困のことだ。
ところが、最近は左巻きの人たち、リベラルと自称している人たちが盛んに「相対的貧困が問題だ」と叫んでいる。
この場合の相対的貧困とは、
- 世帯の収入が日本全体の下位25%
- 自由に使いたいようにお金を使えないレベルの貧困
- 最低限の衣食住は確保できている
ということなのだろうか。
そういう解釈で私は理解したが間違っているかな。
セミリタイアすると相対的貧困になる?
もし私の解釈で相対的貧困という概念が合っているならば、ほとんどのセミリタイアorFIRE生活者は相対的貧困とならないかな。
だってセミリタイア後の”収入”は日本全体の下位25%に間違いなく入ってそうなので。
セミリタイア後の収入なんて、現役労働者よりは間違いなく少なくなりますわ。
中には不動産や配当からの不労所得が現役労働者並にあるという方もいらっしゃるだろうがあくまでそういう方は例外。
そして、自由に使いたいレベルのお金を使ってはいない気がする。
現役労働者並にお金を消費しているセミリタイア生活者は多くないだろう。
かなり節約気味の支出計画を練っているはずだ。
車を買わない、新築の家を買わないと決めているセミリタイア生活者も多いと思う。
最低限の衣食住は確保できているというのはセミリタア生活を送る上での大前提ですけどね。
いままでの考察は資産高を無視して話をしている。
でも資産高(ストック)を無視して、収入(フロー)だけで話をすると、
という結論になってしまうよね。
実際には、豊富なストックを基にして自由で快適な生活を送っているのがセミリタイアorFIRE生活者なんだけどね。
つまり相対的貧困という概念そのものがおかしいんですよ。
貧困問題を語るなら、絶対的貧困に絞って欲しいものですね。
まあそうすると貧困をネタに食べている界隈の活動が全て無に帰してしまうから都合悪いんですかね。
ではまた。
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