こんにちは
最近では、メディアでもセミリタイア特集が組まれたり、FIREなんて言葉がブームになってきたり、セミリタイアというライフスタイルが世間に認知されつつあるなあと感じています。
まあ、昔から「脱サラ」なんて言葉もありましたが。
ただ、脱サラについては、会社を辞めて独立開業するというイメージが強いです。
つまりリタイアする気なんてさらさらない、バリバリと自営で稼ぐってこと。
逆にセミリタイアはたとえ働くとしても生活の為の最小限ですから、むしろ方向性としては真逆ですね。
ここ数年で急速に浸透してきた考え方として「多様性」というものがあります。
これ、非常に乱暴に説明すると「少数派にも配慮しろ」ってこと。
特に日本では今まで和の心だの協調性だのと、「多数派の主張」が重視される社会でしたから。
でも「多様性」という思想のおかげで、今まで少数派として押さえつけられていた側が声をあげやすくなってきました。
「セミリタイア」も世間一般から見れば少数派なんですよ。
日本では、働ける間は働くことが美徳であるという考え方が多数派でした。
そういう考え方の人にとっては、セミリタイアという生き方はとても受け入れがたいものでしょう。
私自身も、親に早期退職すると言うことを伝えたときに、これは反対されるだろうなと思いましたもん。
なにしろ親世代は戦前戦中生まれですから、考え方が私と全く違うでしょうし。
でも「多様性」と世間で言われていることも、親の考え方に影響を与えていたかもしれないです。
あまり強く反対されることもなく、家族の間では私の早期退職が受け入れられた感じですね。
このように、「セミリタイア」と「多様性」とは親和性が高いです。
そのため、私自身は「多様性」という言葉はとても好きな言葉のひとつでした。
前の行でわざわざ「でした」と過去形にしているのは、このところの多様性の使われ方に疑問がでてきているからです。
どういうことで疑問に思っているのか、明日の記事に続きます。
ではまた。
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