48歳からのセミリタイア日記

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オタクの孤独死が増加している

 

こんにちは

 

私は最近ネット記事をよく読むのですが、本日はそのなかで目に留まり、身につまされたものを紹介したいと思います。

 

紹介したい記事の前に前提として。

コロナ禍で、それまでとは違った様々なことが起きていますが、オタクと呼ばれる人たちの孤独死が急増しているとのことです。

オタクの孤独死が増加、2年前の3倍に。コレクターがいなくなってしまう切ない理由 - 遺品整理クリーンサービスのプレスリリース

遺品整理会社の発表をもとにしたこちらの記事によると、2年前の3倍になるとも。

分母が何人か書かれていませんが、おそらく若年層でしょうし亡くなる方が増えるというのを見るのは気持ち良いものではありません。

 

 

 

 

で本題。

今回紹介する記事ですが、40代のオタク男性の話です。

www.news-postseven.com

 

この男性は部屋でアニメを見ている最中に急性心筋梗塞で亡くなったようですが、部屋の中は壁一面に趣味のアニメと特撮関係の物品が並んでいたそう。

どれもかなり古い(20世紀のもの)ものばかりでマニアックなオタクと呼ばれてしかるべき方です。

この記事の筆者は故人と20年来の親交があり、かつては故人のアパートで一緒に趣味のことを語り合ったりしていました。

記事ではもう一人の友人と、男性のコレクションであるレーザーディスク等を見ながら故人の話をしていくわけです。

レーザーディスクやゲームソフトは長年の経年劣化で腐食してしまっているものがあったそうで、男性が収集した成果はなんだったんだろうって思ってしまいました。

まあ集めた故人がそれで満足できていたらそれで良かったんですかね。

 

で、記事の筆者は好きなものに囲まれた幸せな『孤独死という見出しでこんなことを書いていますので引用します。

 葉月くんのような死を「孤独死」というのだそうだ。筆者は常々おかしいと思う。好きなものに囲まれて、好きな生き方をして、誰にも迷惑をかけずに生きてきたひとりの人間の死を、誰が「孤独死」と決められるというのか。 

(中略)

 好きなものに囲まれて死ぬなんて最高の幸せだ。結婚もしてないなんてとか、子どももいない人生なんてとか、普通の父親となって幸せを云々なんて葉月くんのような古参オタクには余計なお世話である。葉月くんが長生きできなかったことは残念だが、この20世紀オタクの秘密基地のような城を枕に「討ち死に」した彼の死は羨ましく思う。ましてや彼はそれを徹底できた。SNSもやらず、ソシャゲもやらず、煩わしいインターネット文化もガン無視して20世紀のオタクのまま死んだ。

本当にこの筆者はこんなことを思っているんですかね。

私は、故人が本当に幸せだったかどうかわからないんじゃと思いますが。

 

筆者も同じ趣味を持つオタクなんでしょうが、こちらはいろいろなことをやって成功し、ネットに記事が掲載されるくらいの実力はある方。

一方、亡くなった彼は非正規労働者だったよう。

筆者が故人に最後に会ったのは7年前、そのとき故人は牛丼屋の店員で生計を立てていたらしいですが、筆者に仕事の紹介をしてくれと言ってきたそうです。

10年間も没交渉だった友人に紹介をお願いしないといけないくらい、故人の生活は厳しかったんじゃないでしょうか。

 

 

 

私が思うに、記事の筆者のように外交的で人と交わることが苦にならず仕事でも成功できるオタクも世の中にはいるのでしょうが、多くのオタクは内向的で友達が少なく、自分の領域に閉じこもってしまう人が多いのではないかと。

恐らくは故人も、人間関係を結ぶことが苦手で正規の職にありつけなかったのかなあ。

収入が不安定だったりすると、本当はやりたいことがあっても金銭面で無理だったりしますよね。

そういうのを拗らせていくと、「自分の城に閉じこもり最後は孤独死するしか選択肢が無かった」のかなと想像します。

沢山の選択肢の中からそれを選べるのと、一つしかない選択肢を選ばざるを得ないのとでは、全然まったくメチャメチャ違います。

故人は後者の方で、全く本人がそれを望んでいない「孤独死」に至ったとしか思えません。

 

なんで私がここまで鼻息荒く書いているかというと、私自身オタク気質だから。

子どもの頃から内向的で、それを変えようと大学デビューするも慣れないことをしても無理がたたるというか、 結局は薄っすらとオタク&引きこもりになってしまったという。

私のオタク度は広く浅くというライトなもので、特に収集物があるわけでは無く部屋の中にそれ系のグッズ類は無いです(頭の中にのみある感じ)。

私は現在無職ですし、親が亡くなってしまったら誰にも看取られることなく孤独死するんだろうなあと諦めの境地ですが、40代オタク男性は遺品を漁りに来てくれる旧友がいるたけマシだったのかなとか思ったり。

あとやれることといったら、何かあっても最悪ドアの外まで意地でも這い出て誰かに見つかるようにして息絶えるくらいしか思いつかないっすねえ。

たぶん無いと思いますが、というより有ったら困るんですが、もしこのブログの更新が突然途絶えてしまったら、ちょっと頭のイカれたブロガー逝っちゃったかな、くらいは思いを馳せていただけると浮かばれるかも。

 

ああ、やだやだ、寂しい末路だなあ、まあこれが自分の選んだ道だもの、しょうがないよねえ。

 

ではまた。

 

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