48歳からのセミリタイア日記

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死ぬ権利

 

こんにちは

 

難病であるALSの患者が安楽死を希望し、その意思に基づいて薬物と投与し死亡させたとして医師2名が逮捕されました。

 

これの問題点はいくつかあるのですが、それは後にするとして、某新選組の国会議員でALS患者でもある方が、死ぬ権利よりも生きる権利を大事にしてくれと記者会見で発言したようです。

 

なんだかピントずれているんですよね。

生きる権利を大事にするのは、今の日本では当たり前というかそんなのわざわざ言わなくても日本国憲法で保障されているじゃないですか。

どんな難病でも生きたいという意思がある限り、他人が安楽死と称して処置をしたらそれは自殺幇助でも嘱託殺人でもなんてもなく、単なる人殺し、殺人でしょ。

 

 

 

そんなことではなく、今回問題になったのは死にたいと願っている人は死ぬ権利があるのかということ。

身体が自由に動く人が死にたいと思ったら勝手に自殺するので他人にはどうしようとありませんが、ALSのように自分で何にもできない人が死にたいと願っているときどうするのですか。

家族に相談しても、主治医に相談しても、「生きろ」としか言われないからSNSで自分の希望を叶えてくれる医師をわざわざ探し出し、自分の手足の代わりに実行してもらった、ということでしょ、今回の事件は。

本人の希望に反して、周りの独善とも言える生きろという意思を押し付けられ、絶望のままゆっくりと死に向かわないといけないのでしょうか。

 

私は、「死ぬ権利」も認めるべきと考えています。

ただし、条件がありますが。

  • 本人の意思であること。
  • 主治医、第三者機関、弁護士、宗教家、等々複数のカウンセリングを受けてもその意思が変わらないこと。
  • 最終的な意思の確認を主治医のほか、第三者機関等、利害関係のない者が確認すること。

最低でもこれくらいの条件は付けてほしいです。

今回の事件では主治医ではない医師が処置していること、意思確認をきちんと行っているかわからないことが大きな問題だと思いますし。

 

厳格に条件を決め、条件を満たした希望者には苦痛を伴わない「安楽死」を施せば良いです。

もちろん利害関係にある者や行政等が介入して、いわば厄介払い的に安楽死をなかば強制するようなことがあってはならないですが。

 

特に日本では、一分一秒でも生きようとすべし、という考えの方が多いのではと思っています。

でも、みんないつかは死ぬんです。

永遠に生きることができない以上、どうやって死ぬかという選択肢が本人の手にあっても良いのでは。

日本では死を忌み嫌う傾向がありますが、公の場で「死ぬ権利」について話し合っていかないといけないのではないでしょうか。

 

ではまた。

 

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