こんにちは
あんまりこの手の話題に首を突っ込まない方が良いとわかっているのですがつい。
数日前に公開した過去記事。
記事を書く元となった、ALS患者が死亡した事件について、いろいろなブロガーさんの記事を読んだのですがそのなかでひとつ紹介しつつ気になったことをつらつら。
このブロガーさんは、優生思想という観点から書かれています。
傷害者施設に侵入して多数の障害者を殺した犯人と、今回のALS患者に薬物を投与して「安楽死」を実行した医師と、同じ優生思想という点で一致していると。
まあ言いたいことはわからないでもありません。
でも安楽死の実行者の思想をいくら当て推量しても意味無いのではないかと。
私が思うに、安楽死を望む患者がいる、そしてたまたまその医師と患者がSNSを通じてエンカウントした、ということでしょ。
もしその医師が患者と接点がなかったとして、もし今回の患者がただの友人に安楽死を依頼しても優生思想とか持ち出すんですかね。
その友人が患者が苦しんでいる現状に見ていられなくなって実行しました、と言ったら。
結局のところ、医師は患者の手足として安楽死の実行を手伝っただけ。
患者にしてみれば、あの医師でなければならない理由はなく、患者の意思を行動に移してくれる者であれば誰でも良かったはずです。
何かというと物事に理由とか、思想とか、特にある種の界隈では問題にしがちな気がしますが、もっと物事はシンプルに考えた方がよいかもしれません。
今回の事件は実行者の一人に特定思想があったということで問題にされる向きもあるようですが、もう一人は金目当てのようですし、今後ただ安楽死希望者の意思に沿いたいというだけの理由で安楽死の実行を手伝う人が増えてきそうな気もします。
そうならないよう、私が過去記事に書いたように「死ぬ権利」についての議論を深め、安楽死できる要件を厳格に法制化した方がよいかなあ。
国会議員に近い方がいたら、請願等お願いしたいです。
ではまた。
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