あけましておめでとうございます
昨年の終わりに日本にとって衝撃的なニュースが報道されました。
本当はめでたい年の初めはおめでとうざいます記事から始めたかったのですが、今回のニュースは私に全く無関係の話ではありませんので取り上げてみます。
カルロス・ゴーン被告が日本から出国
報道によると、元日産会長のカルロス・ゴーン被告が日本を出国してレバノンのベイルートに到着したとのことです。
ゴーン被告は現在保釈中であり、保釈の条件に「日本からの出国禁止」といものが含まれていたようですので保釈条件違反ということになります。
なんで私はこの件に無関係ではないかというと、日産の株主だから。
つまりゴーン被告に損害を負わされた日産の、末端とはいえ関係者であるんです。
投資クラスタ民では昨年日産株を手放した方が多いようですが、私はしぶとく保有していますのでこの事件は大注目中です。
しかし日本の入管もなぜ易々と出国を認めてしまったのでしょうか。
ゴーン被告の弁護士が本人のパスポートを保管しているという話もありますので、普通は出国できるはずがないのですが。
と思っていたら追加のニュースが続々と。
ゴーン被告 木箱に隠れて出国?
なんと、ゴーン被告は木箱の中に隠れて日本から逃亡したらしいです。
どこのスパイ映画の話でしょうか。
これが本当ならは明らかに違法(密出国)ですね。
ていうか、こんなことまでして日本から逃げるなんて、
「私は真っ黒クロスケでーす。」
と世界に宣伝したようなもの。
舐められた日本も当然に対応策を取ります。
ゴーン被告の保釈取り消しを請求
保釈の条件が「海外への渡航禁止」でしたからね。
保釈取り消し請求は当然でしょう。
そして東京地裁は迅速に請求の処理をしたようです。
保釈取り消しを決定しましたので、保釈金の15億円は没収となります。
でもゴーン被告は日産から膨大な額のお金を掠め取っていますから。
15億円くらいは惜しくないのでしょう。
事件の末路は
今回の件で、「日本で犯罪を犯しても、お金さえ積めば簡単に海外に逃げられる」という悪しき前例を世界中に発信してしまいました。
というか、刑事被告人を簡単に密出国させるという先進国とは思えないお粗末さ。
法治国家としてはこれ以上ない汚点です。
今後日本の立場としては、レバノン政府にゴーン被告の引き渡しを要求することになると思うのですが、レバノンが日本にゴーン被告を引き渡す可能性は限りなく低いようです。
これはレバノンが悪いということではなく、自国民は保護するというのは世界中どこの国でもあります。
それは日本も例外ではありません。
例えばインターポール(ICPO)に国際指名手配されている日本人の大半は「女」ですが、日本に逃げ込んだ指名手配犯の女を日本政府はインターポールに引き渡さないという立場です。
このままゴーン被告が日本に戻ってこなければ、事件は裁判が開かれることなく有耶無耶になるかも。
あーあ。
本来公開の予定だったご挨拶記事は明日公開します。
ではまた。
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