こんにちは
衝撃的なニュースが飛び込んできました。
インターネット検索サービス「ヤフー」を展開するZ(ゼット)ホールディングス(HD)と、無料通信アプリ大手のLINE(ライン)が経営統合に向けて交渉していることがわかった。
11月13日付朝日新聞デジタルより引用
さすが孫さん、動きが早いと言わざるを得ません。
キャッシュレス決済で主導権を握る可能性が高い
今回の統合が実現したら、まず身近なところで影響があるのは、キャッシュレス決済サービスです。
現在ヤフーは親会社のソフトバンクと共同で「PeyPay」を展開しており、一方LINEは「LINE Pay」を展開しています。
両者が統合することで、現在の乱立気味のキャッシュレス決済において主導権を握ることができるのではないでしょうか。
私はキャッシュレス決済としてはクレジットカードしか使っていません。
「PeyPay」も興味はあるものの様子見している状態です。
メルカリが展開している「メルペイ」を使える状態にはしているものの、まだ使ったことがないんですよね。
「メルペイ」意外に使えるお店が少ないです。
メルカリもきゃりーぱみゅぱみゅさんやHIKAKINさんを起用してコマーシャルを流していますが、このままだとジリ貧でしょう。
ソフトバンクグループの拡大が早い
ソフトバンクの拡大戦略のスピード感がすごいですね。
今回LINEと経営統合できれば、アプリ「LINE」の利用者約8000万人のデータを手に入れることができるわけで。
それらをどう活用するか、今後のビックデータビジネスを展開する上で大きいですよね。
考えてみると、孫さんのビジネスモデルは他社を買収してスピードアップすると言うものです。
これは楽天とは少しビジネスモデルが異なっていますね。
楽天もかつては旅行部門やクレジットカード部門は買収で手に入れましたが、プロ野球球団や携帯電話事業は自前で最初から作り上げるモデルを採っています。
それに対して、ソフトバンクはプロ野球球団も携帯電話事業も他社から買収。
先日はソフトバンクの子会社のヤフーがZOZOを買収するという報道もありました。
他社を次々と吸収していって大きくなっていくソフトバンクグループの勢いはすさまじいです。
どこからその買収資金は出ているんでしょうね。
株式市場への影響は
あと気になるのは株式市場への影響です。
今回の経営統合の方法を報道から引用してみます。
関係者によると、ZHDの親会社の携帯電話大手ソフトバンク(SB)と、LINEの筆頭株主のネイバー(韓国)が50%ずつを出資して新会社を設立し、新会社がZHD(東証1部上場)に出資して筆頭株主となる。ZHDの下に、事業会社のヤフーとLINEがぶら下がる形の統合案が浮上している。ZHDは上場を続ける。
新会社はSBとネイバーの折半出資だがSB側の連結対象となり、その影響力がより強くなる形になるとみられている。
ソフトバンクとネイバーが50%ずつ出資して新会社を作り、その傘下に両者を入れ込むようです。
新会社はソフトバンクの連結対象になるとか。
ということは、
ソフトバンク(東証1部)⇒新会社⇒ZHD(東証1部)⇒LINE(東証1部)となるのでしょうか。
親子孫ひ孫まで会社が繋がるとわけわからなくなります。
それともLINEは上場廃止かな。
本日はZHD、LINEともに株が値上がりしているようです。
買っていればとも思うのですが、この事態がわかって買えていたらインサイダーですし、以前からこれらに目を付けていないと難しいですよね。
私としては、キャッシュレス決済の動向が気になるところですが、とりあえずは正式に統合するのかどうか発表を待ちたいと思います。
ではまた。
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