こんにちは
ツイッターやブログを見ていると、投資で将来に備えるのが重要というのを目にします。
根拠としては、銀行に預金していても利息がほとんどつかない、そしてインフレで預金しているお金の価値が目減りしていくというものです。
だから投資でお金を殖やしましょうと。
それに対して、国も積立NISAやiDeCoを設定したりして後押ししています。
本当に、日本円の価値は黙っていると目減りしていくのか、投資して殖やすことを目指したほうがよいのか、考えてみました。
投資方法はいろいろあるけれど
投資方法と言ってもそれこそ星の数ほどあります。
投資というより投機という感じのものも多いです。
FXや仮想通貨、商品先物投資等々挙げていくとキリがありません。
そのなかでも比較的安全な投資として、毎月一定額を積み立てていく積立NISAやiDeCoが推奨されるのでしょう。
しかし、本当に投資しないと自分の資産を守れないのでしょうか。
投資に抵抗感がある人は定期預金が正解かも
投資に抵抗感がある方は、月々一定額をひたすら定期預金するだけで良いのではないかと私は思っています。
ちなみに私はセミリタイア資金のほとんどを、投資ではなく月々の給料から積み立てた貯蓄で作りました。
つまり、将来のためには収入から一定額貯め続けることが重要なのであって、それを殖やすことは必ずしも大事ではないということです。
何しろ投資には元本割れのリスクが付きまといますからね。
長期投資に徹すればリスクは逓減できると言われる方がおられますが、過去はそうだったというだけで未来のことはわかりません。
定期預金はインフレに負ける、つまり目減りすると言う方がいますが、本当でしょうか。
こんな記事もあったりします。
つまり、インフレに負けない程度のリターンであれば良い、元本割れのリスクは負いたくないというのであれば、元本保証されている定期預金が正解ということになります。
為替リスクを心配して外国通貨へ投資する必要はない
日本円は信用できないとして、外国株や外国通貨に投資している方がいらっしゃいます。
私個人としては、投資利回りを重視して海外へ投資するならともかく、日本円の為替リスク、つまり円安により通貨価値が落ちることを心配する必要は現状ではないと思っています。
それはなぜかと言うと、現状で日本の経常収支は黒字だから。
さらに近年の日本において内訳を見ると、貿易で黒字を稼いでいるというよりも、海外投資から受ける利子や配当金が多くを占めているということがわかります。
この記事によりますと、
2018年経常収支 19兆932億円の黒字
同年貿易収支 1兆1887億円の黒字
同年第一次所得収支 20兆8102億円の黒字
ということがわかります。
第一次所得収支というのは、企業が海外投資から得る利子や配当金の受け払いの内容です。
つまり、日本の黒字の大半は海外投資からの収益だということ。
日本の収支が黒字である限り、日本円は強くなる、つまり円高が進むと思われます。
貿易収支で黒字を維持することは日本の人口が減少していくことを考えると難しいですが、海外からの収益は世界経済が発展していく限りは急減することは考えにくいです。
世界経済が発展⇒一時所得収支の黒字が大きくなる
日本経済が発展⇒貿易収支の黒字が大きくなる
となり、どちらでも日本にとっては黒字になり円が強くなると言うことです。
今後よほど経済の状況が変わらない限り、アメリカドルとの関係で円安に進むことは考える必要がないと思います。
投資よりも、まずは稼ぐことと節約することが大事
他の方が投資でいくら増やしたという話を聞くと、自分も何か投資を始めないとと焦る方もおられるかもしれません。
でもハイリターンを狙うのでなければ、定期預金で十分だということがわかります。
まずは本業で今までよりも稼ぐことに注力すべきです。
そして稼いだお金は節約スキルを駆使して残す。
こうして残したお金は貯蓄していくという繰り返しです。
そんなに難しいことはないですよ。
投資するのが良いのかどうかは自分でよくよく勉強しましょう。
自分で納得できるのであれば、余裕資金を投資していくのも良いかもしれません。
ではまた。
※あくまでも個人的な見解です。当記事に基づいて行動し損害を負っても自己責任でお願いします。
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