48歳からのセミリタイア日記

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セミリタイアするための資産形成には向かない高金利通貨投資

 

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こんにちは

 

昨日も記事にしたが、トルコリラが他の通貨に対して急落している。

 

そもそもこのところトルコリラは他通貨に対してだらだらと下落を続けていた。

ゆるやかに為替が動く分にはそこまで問題は起こらない。

だが、トルコリラの急落が起こった。

 

本来日本とトルコの為替はほとんど経済には関係ない。

日本トルコ間の貿易でトルコリラ建てなんてほぼないからね。

ただ、今回のトルコリラ急落で日本の投資家のなかで多大な損害を蒙った人がいるようだ。

つまり、トルコリラに投資していた人がいたわけだ。

なぜトルコリラに投資している人がいるのか、そしてそれはセミリタイアするための資産形成に向いているのか考えてみた。

 

 

金利通貨トルコリラ

トルコリラトルコ共和国法定通貨である。

単位はリラ。

現在の政策金利は17.75%。

これってすごい数字なんだよ。

日本の政策金利は現在0.1%

ね、すごいでしょ。

ちなみにこんなに上がったのは最近の話。

2017年から今年4月までは8%だった。

ただ、対ドルでトルコリラ安になってきたため、通貨価値を維持するために利上げを繰り返したらしい。

 

政策金利が非常に高いということは、銀行に預けても金利が高いということ。

ふむ。

 

FXで高金利通貨に投資

トルコリラ投資していた人たちの多くはFXを利用していると思われる。

FXでトルコリラのロング(買い)取引をやっている方が多かったようだ。

というのも、FXでトルコリラを買っていると、スワップポイントが付く。

このスワップポイントはトルコリラだと非常に多い。

これはFX取引している人たちには魅力的だっただろうね。

 

さらに、FXはレバレッジを効かせて大きな取引ができる。

FX取引をするためにはFX会社に証拠金というお金を預ける。

レバレッジというのはこの証拠金の何倍の取引をするか、ということだ。

証拠金にテコの原理をきかせて小さい金額で大きな取引が可能と言うこと。

 

つまり、トルコリラに投資した人たちは

  1. FXを利用してレバレッジを効かせて小額の証拠金で大きな取引をし、
  2. 沢山のスワップポイントを貰って利益とする
  3. もしトルコリラ高になってくれれば為替差益も貰える

投資スタイルの人が多いと思われる。

   

トルコリラ急落により多額の損失

今回トルコリラがらみで損失を出した人を分析してみると、トルコリラに高レバレッジを効かせて買いを入れていた人が多いようだ。

 

ユーチューブを見るとトルコリラ急落で2400万の損失を出したという動画があった。

 

やっぱりこれはFXで高レバレッジを掛けたトルコリラ買いをやっていたと思われる。

例えば100万単位のトルコリラを買っていたとする。

20円から18円に下落すると。2×100万単位=200万円マイナス。

FX会社によって設定が異なるが証拠金維持率を一定率を下回ると、強制ロスカットでお金をFX会社が取り上げて取引終了、損失を確定させてしまう。

そうしないとFX会社も損失分を取りっぱぐれるおそれがあるからね。

 

損失が確定してしまうので相場の上昇を待って回復ってできないことになる。

株とか投資信託現物取引だと値下がりしてもそのまま持ち続けて上昇を待つことができるが、ロスカットされるとそこで終わってしまう。

 

ちなみにトルコリラは直近では20円台から一気に15円台まで値下がりしたようだ。

これ、率にして25%。

投資している人たちもまさかここまで動くとは思ってもみなかっただろうね。

まさに死屍累々ってところか。

 

金利通貨は価値が下落するハイリスク通貨

日本円は歴史的な低水準金利となっている。

海外の通貨を見ると非常に高金利な通貨があるよね。

でもこれ、なぜ高金利か考えたほうがよい。

 

金利通貨の国ってたいがいが物価の上昇が激しい、インフレが起きている国。

インフレが起きているということは物価上昇により通貨の価値が下がるということ。

 

一方、日本は今インフレどころかデフレ傾向だよね。

物価はあまり上がっていない。

 

インフレ国通貨とデフレ国通貨を比べると、インフレ国通貨はデフレ国通貨に対して価値が下落していく。

つまり日本円に対して高金利通貨の価値は下落していくということだ。

 

あとは下落幅ということだね。

為替変動が金利差より少なければ儲け、多ければ損失という感じ。

 

多くの人は目先の高金利に釣られるんだろうけどそんなうまい話はない。

通貨下落幅の方が大きくて死ねる。

 

私が損失を出したかつての高金利通貨

かくゆう私も高金利通貨に手を出して損失を出している。

私の場合はオーストラリアドルニュージーランドドル

どちらも以前はかなりの高金利だったんだよね。

それが金利は下がる、為替は円高でダブルパンチをくらったよ。

早めに逃げればよかったんだけど、逃げ遅れて手遅れになった分が残っている。

日本沈没とかで円が暴落しないと救われないかもしれない。

 

金利通貨投資はセミリタイア資産形成には向かない

金利通貨ってのは為替変動があまりにも大きすぎる。

正常な投資たりえない。

投機、ギャンブルの領域になってしまう。

本来コツコツと積み上げていくセミリタイアの資産形成には全く向かない。

 

まあお金が少ないけどセミリタイアしたい、という人だったら勝負かけてもいいけど。

というか勝負をかけるという段階でやめといた方がいいんだが。

 

通貨自体は価値を生まない。

それに投資をするってのはおかしいね。

仮想通貨なんかも同じだけど。

 

価値を生んでいく株式投資のほうがよほどきちんとしている。

値動きも為替相場に比べるとマイルドだし。

株式投資に自信がないなら私は定期預金でもいいと思っている。

間違いなく元本は保障されるからね。

私のセミリタイア資金の大半は昔から現在まで銀行預金に入れっぱなしだ。

 

長期保有を前提にしてセミリタイアのための資産形成していけばいいんじゃないかな。

  

 

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