こんにちは
ネットを巡回していると興味深い記事に出会うことがあります。
今回もその手の記事があったので紹介したいと思います。
「公的年金なんて無意味」とうそぶく若者が将来確実に年金にすがる理由
今の若者も結局は将来的に確実に年金にすがるようになるということです。
その理由が面白いですね。
確かに今の中高年も昔「保険料払うのはムダ」と主張していたのでしょう。
その中高年が年金の確保にやっきになっている現在、今の若者がいくら「年金なんて無意味」と言っても将来ごく一部の成功者以外は年金に頼らざるをえないということです。
私の母から聞かされた話
この記事を読んで母から何度も聞かされた話を思い出します。
私の母は、父と結婚するまで正社員で働いていました。
母が結婚前だった昭和30年代後半から40年代初めのころは、働くと言えば女性でも正社員が当たり前だったようです。
そして職場はきっちりと厚生年金に加入していたそう。
結婚を機に退職した母は、厚生年金の掛け金を「払い戻し」してもらったとのこと。
その当時は、老後のことなんて考えてもいなかったようです。
そのため、払い戻しをしてもらうことによる目先のお金の方が魅力的だった、と母から聞きました。
結局母が年金受給できる年齢に差し掛かったとき、結婚前に働いていた期間分は当然無年金です。
そのため年金受給額がかなり低く、私は働いていたころは毎月母に仕送りをしていました。
現在はセミリタイアしたため、母と相談のうえ仕送りはしていません。
母からは、「若いころから老後のことまできちんと考えておけばよかった」と何度も聞かされた私です。
長生きする「リスク」も考えないと将来後悔しても手遅れ
昔は長寿はお祝い事でした。
でも今や、日本に100歳超えが7万人以上もいる時代。
私は、自分にとって長生きは「リスク」でしかないと思っています。
今まで50年生きてくると、既往歴から自分はあとどのくらい生きるのかなというのを想像し易くなります。
いくら年金を貰えるのかということにも関心が向いてきます。
今はねんきん定期便やねんきんネットで将来いくら年金を貰えるのか簡単にわかりますね。
それを見ながら、何だかんだ言いながら25年公務員やっていたお陰でそれなりの年金を貰えるんだなあと感じます。
年金なんて無意味と言っている若者に限って、老後のために資産を形成しようなんていう意識が低いのではないでしょうか。
そしていざ彼らが高齢者になったとき、年金をくれ生きるために金をよこせと騒ぎ立てる未来が浮かびそうです。
若いころからせっせと資産を形成し続ける層は、年金のこともある程度視野に入れつつもくもくと保険料を払い続けていそうですが、大多数の一般民はそうではないです。
私は長生きする「リスク」をきっちりと見ていかないといけないと思っています。
そのため、老後資金計画のなかに年金受給額はちゃんと入れ込んでいます。
長生きすればするほど年金は頼りになるもの。
年金は「長生き保険」として考えればよいのです。
だから年金は決して無意味ではありません。
いかに年金制度を存続させるかを考えた方が建設的ではないでしょうか。
ではまた。
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