こんにちは
この4月から色々と制度改正がありました。
私の関心としては、年金制度の改正が一番ですね。
特に重要な改正として私が見ていることは、
年金受給開始年齢を繰り上げ時の年金支給額の減額率の変更です。
年金受給開始繰り上げ時の減額率の変更
制度改正により、受給開始繰り上げ時の減額率が変更になっています。
制度改正前:ひと月あたり0.5%減額
制度改正後:ひと月あたり0.4%減額
たった0.1%の変更ですが、これは大きいですぞー。
例えばですが、現状65歳から年金受給開始になっているところを60歳開始に繰り上げたとします。
制度改正前、30%減額された年金支給額。
それが制度改正後だと、24%減額された支給額となります。
具体的な金額で見てみる
65歳から年金を年間150万円貰える方がいるとします。
この方が60歳から繰り上げ受給するとき、
制度改正前は、150✕0.7=105万円の年金額。
改正後は、150✕0.76=114万円の年金額。
なんと年間9万円も増える計算結果に。
今後は繰り上げしたときの年金受給額が以前より増えますよ。
そのため、60歳から年金を貰い始めた人の受給額を、65歳からの人が何歳の時に上回るかという計算も変わります。
弊ブログでは過去記事で詳細な計算をやっておりますが、
そのときに、65歳受給受給開始の人が60歳繰上げの人を年金受給総額で上回るのは77歳ごろと計算しました。
ところが今回の改正でこの年齢が後ろに下がります。
だいたい80歳ぐらいで、65歳受給開始の人が60歳受給開始の人よりも受給総額が上回りますね。
渋チンの国がよくもまあこんな大盤振る舞いな制度改正をやったものだなと私は驚いています。
年金制度って、こんなことして大丈夫なの?と心配。
国は一方で75歳まで繰り下げしたらお得ですよーと言ってます。
その一方で繰り上げしても不利にならない感じで改正したり、何がやりたいのかよくわからんです。
年金受給 繰り上げ繰り下げどっちを選ぶ?
今の制度がこのまま続くとして、繰り上げをした方がいいのかどうか。
私が思うに、未婚男性は繰り上げしても問題無いかと。
それ以外の属性の方はむしろ繰り下げした方が受給総額は増えるかも。
単純に長生きする可能性が高いからですね。
ちなみに私は将来どうするかですが。
おそらくは繰り上げを選択することになると思います。
未婚男性は他の属性の方よりも一段と早死にっぽいので。
(最近の統計では未婚男性の死亡中央値が66歳)
ならば少しでも元気なうちから貰えるものは貰った方がいいかなと。
年金受給額が年間120万円を下回る額になるよう計算して繰り上げたいです。
この金額に年金受給額を調整すると、65歳から介護保険料の負担額が下がるんですよ。
セミリタイアラーとしては、支払うものはなるべく極小化したいっす。
ではまた。
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