こんにちは
本日は有名ブロガーであるちきりんさんのブログ記事を紹介しながら、仕事とセミリタイアについて考えてみます。
客を選べない仕事の不人気化
この記事でちきりんさんはこう書いています。
モンスター客で悩まされる飲食店・小売店で働くことと、公務員として働くのは、実はけっこう似てる。
その共通点は、どちらも「客を選べない仕事」ということ。
あたしが最近思うのは、こういう「客を選べない仕事」は今後、急速に敬遠されるようになるだろうってこと。
うーん確かにそうなんですよね。
公務員はお客を選べません。
通常の商売でいうところのお客が、公務員の場合は国民や市民になるのですが、全体の奉仕者たる公務員はこの人はクレームモンスターだから申請を認めないとか許されません。
そうなってくると、お客=市民により近い地方公務員は今後急速になり手がいなくなる可能性があります。
ちきりんさんが書いているところの、
「変な客が多い職場では働きたくない」
というやつです。
地方公務員といってもいろいろな部署がありますが、福祉関係なんかは市民に近い典型的職場ではないでしょうか。
生活保護のケースワーカーなんかは、相対するお客=生活保護利用者が変な客である確率が高いかもしれませんし。
公務員の仕事はこれからもっと大変になる?
ちきりんさんが過去に書いている記事でも公務員のことを取り上げたものがありました。
どうして公務員の仕事が大変か。
ちきりんさんが書かれていることを書き出してみます。
- 核家族化、単身化、高齢化の進展で「老後と死のケア」が公務員の仕事になるから
- 低成長化で取り残される人が増え、そのケアが公務員の仕事になるから
- ボランティアに頼りがちな社会問題の解決においても、行政の積極的な取り組みが求められるから
- 空き家の処理も公務員の仕事として求められるから
- 災害時にもまさに”公僕”となることが求められるから
こうしてみると、まさに3Kな仕事となっていますね公務員は。
特に5番なんかは昨今の災害の多さから、どこの自治体職員でも該当しそうです。
よく何か災害が発生しても、自治体職員は自分の家のことよりも役所に駆けつけて災害対応にあたらないといけないとお聞きします。
自分だけなら良いでしょうが、取り残された家族はどう感じますかね。
被災した自宅と家族をほったらかして災害対応に走り回る夫とか、現代だと離婚問題に発展しそうです。
まあこの5項目に挙げられているのはいずれも地方公務員の場合です。
国家公務員は国民に直接対応するということはあまりありません。
私が就活をしていたころは、国家公務員より地方公務員のほうが人気がありました。
国家公務員は遠隔地転勤は避けられませんし、大規模自治体職員なら給料は国家公務員より良いですから。
でも仕事内容を考えると、地方公務員は「客を選べない」のでよりブラックなのかもしれません。
客を選べない仕事を定年まで続けるよりも
ずっと公務員のことを書いてきましたが、民間でも小売業を始めとするサービス業はさほど変わりません。
日本は接客に対する要求レベルが高すぎますから。
お客様は神様という言葉が曲解されて広まったのがよろしくなかったです。
それに人気政治家と結婚が決まったフリーアナウンサーが流行語にした「おもてなし」。
これが日本の労働者の生産性を下げている最大要因じゃないですかね。
外国ではチップを払うサービスが当たり前なところを、おもてなしの名の下に無料で過剰にサービスしているという。
はっきりいって日本でサービス業や地方公務員をやるのは、メンタルがマゾな方でないと厳しくないですかね。
これらの客を選べない仕事をしている方は、心身の健康のためにも定年まで仕事を続けようなんて考えてはいけません。
早期のセミリタイアを考えたほうが良いですよ。
そこで自分の給料は安いから無理だと諦めている方いませんか。
そんなことはありません。
昔の言葉に、入るを量りて出るを制すというものがあります。
収入をきちんと計算し、節約して支出を抑え。資産をきちんと積み上げたら誰でもセミリタイアは可能ですよ。
さあみなさんも、楽しいセミリタイアの世界を目指そうではありませんか。
待っていますよ。
ではまた。
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