48歳からのセミリタイア日記

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国民年金 小手先の要件改正よりも第3号被保険者制度の廃止を求む

【初版2018年11月14日 最終更新2019年8月8日】

 

こんにちは

  

最近外国人労働者の受け入れ拡大が話題となっている。

それに伴い、法制度をいろいろと改正する必要がでてきているようだ。

特に生活に直結する年金や医療だね。

政府は来年にでも年金関係の法改正をやりたいみたいだ。

※2019年4月10日追記

政府は2月15日、第198回通常国会に改正法案を提出した。

※2019年8月8日追記

第198回通常国会にて改正法案は衆議院参議院とも可決し成立した。

 

 

配偶者年金の受給は「国内居住」要件 政府検討

政府は、外国人労働者の受け入れ拡大に備え、厚生年金の加入者が扶養する配偶者について、年金の受給資格を得るには国内の居住を要件とする方向で検討に入った。2019年度中にも、国民年金法を改正する方針だ。
日本の年金制度では、厚生年金に加入する会社員らが扶養する配偶者は、国民年金の「第3号被保険者」と呼ばれ、保険料を支払う必要はなく、年金を受け取ることができる。現在は、配偶者に居住地要件がないため、外国人労働者の配偶者が海外に住んでいても、将来的に日本の年金を受け取ることができる。

 11月11日付読売新聞より引用

 

今のままでは外国人労働者が厚生年金に加入したら、第3号被保険者に該当する配偶者は例え日本に居住していなくても受給資格を得ることができるということだね。

だから法改正して日本居住の要件を追加すると。

 

2019年4月10日追記

政府は2月15日、第198回通常国会に

「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律案」

として改正法案を提出。

健康保険法等となっているが、この中に国民年金法の改正法案も含まれている。

ただ、法案の管轄は厚生労働省。

統計不正や介護保険料の取りっぱぐれ等いろいろやらかしているところだ。

外国人の権利縮小にも繋がる今回の改正案について、特に特定外国との繋がりを噂される某野党などは猛反発することが予想され、実際に改正法が成立するかは微妙。

 

2019年8月8日追記

「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律案」

は、衆議院では4月16日に可決。

反対したのは共産党、社民党で、それ以外の与野党の賛成多数。

参議院では5月15日に可決し成立。

公布日は5月22日。

意外とすんなり決まっていた。

もっと野党が抵抗するかと思ったら立憲民主も国民民主も賛成してるなあ。

共産党や社民党はなんでも反対という姿勢か。

もっと早く追記すべきだったのですが、調べるのが遅くなりましてすみません。

 

法改正の必要性がイマイチわからない

なんで法改正するのかな。

私にはその必要性がイマイチわからないんだ。

健康保険の扶養家族は日本在住に限るというのはわかる。

そうしないと際限なく扶養家族が増えるからね。

だけど、配偶者って普通はひとりだけ。

そのひとりにたとえ受給資格を与えたとしてもそこまで多額の年金支払いにはなるまい。

最低でも10年間加入しないと資格が得られないし。

 

やばそうなケースとしてはイスラム教徒かな。

男性は4人まで妻を娶ることが認められている国があるからね。

第4夫人まで全員年金払わないといけなくなったらそりゃ問題になるわ。

だけど、もし法改正できても、それならと第4夫人までぞろぞろと日本に呼び寄せるかもしれないね。 

 

 

 

第3号被保険者制度を廃止したほうが手っ取り早い

国内居住を条件とか小手先の法改正をするのは賛成しない。

それをやるくらいなら、もう第3号被保険者制度を廃止したほうがシンプルじゃないか。

そうすれば、やれ国内居住だやれ複数の配偶者だとかいちいち問題にしなくてよくなる。

 

でもまあ今の政府には無理かな。

なにしろそれをやったら選挙に負ける。

第3号被保険者は、平成27年度末現在で915万人もいる。

この人たちは制度に胡坐をかいている、いわば特権階級だ。

何もしなくても、いや何も仕事をしていないから、老後に国民年金が貰えるというおいしいおいしい制度が廃止になったらそりゃもう黙ってはいまい。

第3号被保険者制度廃止、なんてことを打ち出した政治家は、次の選挙で落選させられて政治生命を絶たれるだろう。

 

少し前のことだが、こんな場末のブログでもちょっとこのことに触れただけで、非常に感情的な物言いのコメントをいただいた。

そのときの記事  

luna3018.hatenablog.jp

第3号被保険者はマジでこの話題に触れられたくないようだ。

寝た子を起こすな、それこそ白雪姫なら永遠に眠りについておけ的な。

この話題をしたら最後、レベルの如何を問わず反論者が沸いてくる。

このときにはまったく論理的でない主張を延々とされていまい、思わずこちらもレベルを下げた反論をするハメになってしまった。

 

第3号被保険者の人たちは、今の制度が最低でも自分が年金を受給できるまでは存続してほしいと願っている。

そのために誰かから制度に疑問を投げられるようなことは許さない。

まして廃止なんて言う奴はフルボッコにする、という心持ちになられているよう。

そう、誰も触ることができない「アンタッチャブルな存在」に第3号被保険者制度を持っていきたいらしい。

だからあらゆる場所でこの制度のことを話題にされたくない、ということだ。

 

本当は映画「アンタッチャブル」でマフィアのアル・カポネが示したように「タッチャブル(手が届くぞ)」としないといけないんだけどね。 

  

働いている女性が一番声を上げるべきなのに 

第3号被保険者制度、対象のほとんどが第2号被保険者である男性の配偶者。

つまり専業主婦。

少しは専業主夫もいるだろうけどね。

 

これ、世の中で働いている女性はどう思っているんだろう。

第2号被保険者になっている女性は年々増加しているはず。

これだけ女性の社会進出が当たり前になっているのだから。

さらに現在は企業に所属しない、フリーランスな働き方を選択する方も増えてきている。

フリーランスの方は第1号被保険者として国民年金保険料を支払っている。

 

その方々は、制度が不公平って思わないのかな。

片や、決して多くない給料や報酬から年金保険料を支払う。

片や、配偶者が稼いできてのうのうとしているだけなのに年金保険料の支払いを免れて老後は年金を受給する。

 

一番声を上げるべきは働いている女性だと思うんだけど、どうなんだろうね。

 

 

 

収入が無いは言い訳にならない、学生を見ろ

よく、第3号被保険者には収入が無いから支払い能力もない、今の制度は当たり前だという意見がある。

言い訳にならないぞ、そんなこと。

20歳以上の学生を見ろ。

強制的に第1号被保険者だぞ。

彼ら彼女らに年金保険料を支払うだけの収入があると思うのか。

 

収入が無いから払えない、というのはゴネているだけだ。

配偶者の稼ぎから払うなり、免除申請するなりすればよいだけ。

もう大人なんだからさ、私たちを馬鹿にするな、年金保険料を払わせろと政府に陳情するくらいはしてほしいね。 

 

声をあげることが大事

やっぱりこういうことはみんなが声を上げていくことが大事。

そして政治家が取り上げてくれるよう運動していくことかな。

私は面倒だからやらないけどね。

 

ではまた。 

 

   

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