48歳からのセミリタイア日記

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ニワトリの順位付けからいじめ問題を考える

 

こんにちは

 

昨今、学校で子供のいじめ問題がニュースとなってたくさん報道されます。

これらは氷山の一角でさえもなく、世の中にはものすごくたくさんの事例が溢れているのでしょう。

この私にしても、いじめの被害者と加害者の両方を経験していますから。

いじめをなくそうというスローガンがそのたびに出てきますが、果たして子供のいじめは無くなるのだろうかと新聞記事を読みながら考えてみました。

 

 

ニワトリの順位付けのおはなし

7月7日付けの朝日新聞日曜版で順位付けの話が出ていました。

ニワトリは厳しい縦社会らしいです。

集団でニワトリを飼うと互いにつつき合いを繰り返し、自分が何番目に強いかわかるまでやるそうです。

そこで決まった順位は絶対。

1位になった雄鶏が最初に鳴いてからはじめて2位以下が鳴きはじめるとのこと。

もし体内時計が狂って1位が鳴くのに遅れても2位以下はじっと様子をうかがって待っているらしい。

ごくたまに下位が間違えて先に鳴いてしまったりの粗相があると、上位がこれでもかとつつくようです。

 

記事で紹介されていた大学准教授によりますと、鳥類や哺乳類のほとんどに順位付けがあるとのこと。

犬や猫、ウサギやハムスターなどでさえあるようです。

 

人間にも順位付けは当然ある

動物が順位付けを行うのは、優秀な遺伝子を残すための仕組みということで生物学的な理論付けができるよう。

そのなかでも霊長類の順位付けはより複雑で、その究極形が人間だということです。

つまり人間も無意識のうちに自分と他者の間で順位付けを行っています。

自分はあいつよりイケてるとか、あいつにはかなわないとか。

 

大人になればその順位付けも理性で抑制的になったりするのでしょう。

でもより本能的に活動する子供だったらどうでしょう。

はっきりと仲間内で順位付けをしていくでしょうね。

自分たちが子供のころを考えても、集団になったら必ず大将格の子供がいませんでしたか。

 

 

 

順位付けに逆らった子供がいじめられる

私はこの記事を読んで、これが子供のいじめに繋がっているのではないかと思いました。

子供たちにも1位から始まる順位付けが厳然とあります。

その中で下位の子供がまるで自分が上位のように振る舞ったときに、上位からの制裁としていじめられるのではないでしょうか。

ニワトリでいうところの、下位が1位よりも先に鳴いたときに上位からこれでもかとつつかれる行為ですね。

 

こう考えると、子供のいじめはどんなに大人が押さえつけても根絶は無理だなと感じます。

何しろ遺伝子に刻まれた本能的行為なのですから。

大人が押さえつければ押さえつけるほど地下に潜って実態が見えなくなるだけです。

 

今でも思うのですが、いじめの加害者になっていたときには、いじめの対象者はいじめられて当然のことをしたというのが自分や周りの認識でした。

逆に被害者のときには無意識のうちに自分より上位者の癪にさわることをしていたのでしょう。

 

ただし、いじめといっても今のように恐喝とか暴行傷害に発展するようなひどいものは無かった気がします。

私が子供のころのいじめと言えば、ほとんどがいわゆる「村八分」でしたね。

仲間外れ、無視するという奴です。

今の子供は加減がわからないんですかね。

怪我をさせるとか、金をせびるとか、私たちのころの「いじめ」とは次元が異なっています。

こうなると「いじめ」ではなく、単なる「犯罪」でしょう。

犯罪に対しては、学校ではなく警察と裁判所を介入させるしかないんじゃないですかね。

 

いじめはなくならない

いじめというのは、人間のより本能的な部分に基づく順位付けから派生しているのかもしれません。

そうすると、いじめ自体は表面上撲滅できても、子供たちの間の順位付けが残っているので必ず表から見えない裏のいじめが出てきます。

現在だとライン等で仲間内のグループを作ったりしているはずです。

そのグループから外される、無視される等、被害者が大人に訴えてもどうしようも対処できない形のいじめにシフトしそうです。

そのとき、大人はどうしたら良いですか。

 

ではまた。

 

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