こんにちは
日々いろいろなニュースがちまたにあふれてきます。
その中で各々の方は自分に取って気になるニュースをピックアップして見ているわけです。
私が気になったニュースはこれです。
- 大迫傑選手 日本選手権１万メートル出場できず
- 大迫選手が指摘している問題点
- 大迫選手がダダをこねているように聞こえる
- 推薦は「強化委員会が出場させたい人を推す」という意思の表れ
- 真に公正さを求めるなら推薦なんて項目はダメ
- 追伸
大迫傑選手 日本選手権１万メートル出場できず
日本選手権、[本連盟強化委員が特に推薦する本連盟登録競技者]
— suguru osako (@sugurusako) 2019年4月23日
という枠で出場しようと試みましたが、叶いませんでした.....。
陸連強化委員からの[大迫くんが日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから]という理由でした。すごい理由だな。笑笑 pic.twitter.com/VX074DzGO1
ツイートだけ読むと何がなんだかなので整理してみます。
- 大迫傑選手は日本選手権の１万メートルに出場したかった。
- しかし、出場するための標準記録を大迫選手は持っていなかった。
- そのため、参加資格として「連盟強化委員会による推薦」を求めた。
- だが強化委員会側から推薦を拒否された。
- 強化委員会側の説明に納得できない大迫選手はツイートで経緯を暴露。
というものですね。
大迫選手が指摘している問題点
大迫選手はマラソンで日本記録を持っている方です。
１億円の賞金を獲得したことでも話題になりました。
大迫選手はマラソンで輝かしい実績があります。
だから１万メートル出場にも推薦してもらえるのだろうという読みがあったのだと思われます。
でも断られたと。
そこで大迫選手が指摘している問題点を本人ツイートから見てみます。
- どういう選手が推薦出場に値するのか明記してほしい
- 以前から強化委員所属チームの選手が陸連合宿に優先参加出来たり、陸連計画の遠征に参加出来たりと色々ありましたが、そろそろ陸連を私物化するのはやめた方がいい
どちらもごもっともですね。
大迫選手がダダをこねているように聞こえる
ただ、大迫選手も子供ではないのですから、あまりダダをこねるようなことを言わない方がいいかもしれません。
陸上競技は、点数を付けられるところはきっちりしています。
記録とか。
しかし大会への出場選手を選考する過程で昔からずっと不明朗なことが起こってきました。
なぜあの選手が選考されてこの選手は選考漏れしたのかとか。
過去の反省から最近の選考基準はかなり明快になっています。
日本選手権の選考基準もかなり明快ですね。
ひとつを除いて。
それが推薦というところです。
標準記録に達しないけど推薦してくれ。
これは要するに自分を特別扱いしてくれということです。
そして断られた。
それにケチをつけているだけにしか聞こえません。
強化委員会側の説明は確かにグダっていますけどね。
「大迫くんが日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから」
だれが言ったか知りませんが、もっとまともな言い方あったでしょう。
推薦は「強化委員会が出場させたい人を推す」という意思の表れ
なんで推薦という項目があるのか。
少し考えればわかる話です。
というのも、人というのは必ず感情が入ってくるものなのです。
日本人って義理人情というのが好きですよね。
根性とかも好きじゃないですか。
体育会系の人ほど。
ええ、体育会系の人ほど。
大事なことなので２度言いました。
で、推薦です。
これがあるということは、要するに
強化委員会が出場させたい選手を推す
という意思を表しているに過ぎません。
今回大迫選手は強化委員会側が出場してほしくない選手であったということです。
だからといってグダった本音を漏らしてはいけませんけど。
真に公正さを求めるなら推薦なんて項目はダメ
ここからは私の個人的な考えなんですが。
大迫選手が求める公正さを追求するなら簡単な話です。
推薦なんて項目は削除すればよいだけです。
記録が全て。
こうすれば公正ですね。
人の感情が入る余地がありません。
大迫選手はそもそも推薦という「抜け道」「えこひいき」を求めました。
つまりその段階で公正ではない。
それを断られたのでツイッターでご自分の主張を表明しています。
ちと見苦しさが否めません。
はっきり言えば、みっともない。
もし大迫選手が推薦されていたら、出場できなかった他の選手から非難されていたでしょう。
「何で１万メートルの記録が足りていないあいつが」
「私のほうが推薦されるのにふさわしい」
「公正ではない、不透明な基準で推薦された」と。
大迫選手は推薦出場の基準を明記するよう求めています。
そもそもそんな基準はありません。
抜け道なんですから。
何としても出場させたい選手がいるときだけ使う非常口なんですから。
感情を持つ人が関与する限り、公正なんて幻想ですね。
それでは困るところでは法令で縛るわけで。
そこをわかっていない大迫選手はピュアな若者なんでしょうけど。
ああ書いていて嫌になってきました。
私は汚れ腐った大人ですねえ。
大迫選手にはこのあたりで矛を収めて貰いたいものです。
ではまた。
追伸
法律で公正さを担保したはずなのに、人治国家となりつつある日本。
いやな世の中ですね。
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