48歳からのセミリタイア日記

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キャッシュレス決済 利用者にとって使いやすいのはどれ?

 

こんにちは

 

最近になって日本でもようやくキャッシュレス決済が盛り上がってきていますね。

2019年10月から消費税が10%に上がる予定ですが、キャッシュレス決済に対してポイント還元しようなんて案も出ています。

これを機会に現金よりもキャッシュレス決済という流れになるかもしれません。

 

ただ、キャッシュレス決済と一言でいっても、その種類はいくつもあります。

いろいろ入り乱れていて大変わかりにくいです。

そして利用者にとってどれが使いやすいものかも。

今回は私が理解している範囲でまとめてみました。

ではどうぞ。

 

 

クレジットカード

最も古くからあるキャッシュレス決済方法としてはクレジットカードがあります。

カードを店頭で提示し、サインなり暗証番号を入力するなりして決済します。

また、ネット通販等ではカード番号と利用期限、セキュリティコード等の入力で支払いが可能です。

支払方法は後払い式で、クレジットカードに設定された日で銀行口座から引き落としされます。

後払い式であるため、クレジットカードを作るためには本人にある程度の信用が要求されます。

そのためクレジットカードの発行を求めると、カード会社による審査をされることになります。

 

デビットマネー

クレジットカードとよく似た形状のカードです。

クレジットカードと異なるのは、支払方法です。

デビットカードは決済時に即時銀行口座から引き落とされます。

そのため、一部サービスでクレジットカードは使えるのにデビットカードは使えないということがあります。

ただ、銀行口座からリアルタイムで支払い決済されるため、デビットカードはカード会社の審査なしで発行されることが多いです。

そのためクレジットカードを持てないレベルの信用スコアの方でもデビットカードなら持つことができるという利点があります。

 

 

 

電子マネー

専用の読み取り機に専用カードやスマホをかざしたりすることにより決済されるものです。

支払い方式としては、前払い式(プリペイド式)、後払い式があります。

前払い式はあらかじめ電子マネーに現金を入金(チャージ)し必要な都度支払うというものです。

後払い式は、クレジットカードと同じように後日銀行口座から引き落とされるものです。

後払い式は一見するとクレジットカードと同じに見えますが、サインや暗証番号の入力なしに使えるというメリットがあります。

前払い式の電子マネーは作成するのに審査は不要ですが、後払い式の電子マネーは原則として審査が必要です。 

 

QRコード決済

QRコード決済とは、QRコードをスマホや専用読み取り機で読みとることにより支払いの決済を行うというもの。

最近多額の還元セールで話題になったペイペイなどもこのQRコード決済です。

 

支払い方式としては、店頭等に掲示されたQRコードをスマホで読み取る方式や、購入者のスマホに表示されたQRコードを店舗側が読み取る方式があります。

どちらの方式も決済後即時銀行口座から利用金額が引き落とされます。

 

メリットとしては、店舗側の導入コストを低くすることが可能ということがあげられます。

クレジットカードや電子マネーは専用の読み取り機の導入が必要でしたが、店頭にQRコードを掲示する方式であれば、印刷されたQRコードを掲示するだけでよいからです。 

 

 

 

利用者が使いやすいものは? 

2019年現在、キャッシュレス決済には上記の通りさまざまな方法があります。

私たち利用者にとって使いやすいものはどれでしょう。

 

決済金額が少額なものだと電子マネー。

多額になった場合にはクレジットカードが使いやすいと思います。

最近話題になっているQRコード決済は導入側にはメリットが大きくても現状利用者側にはメリットが薄いでしょう。

 

QRコード決済に利用者側のメリットが薄い理由を説明します。

まず決済後即引き落としをされるため、クレジットカードのように後払いできる決済方法に比べて、支払い時に決済金額を口座に用意しないといけないことが挙げられます。

その点では前払い式電子マネーと同等ですが、それらに比べて現状では利用者側に手間暇がかかります。

前払い式電子マネーの支払手順は、

  1. 電子マネーで支払う旨店員に告げる
  2. 電子マネーを取り出す
  3. 専用読み取り機にかざす

で終了します。

これに対してQRコード決済は、店頭のQRコード読み取りの場合は

  1. QRコード決済で支払う旨店員に告げる
  2. スマホを取り出す
  3. スマホのアプリを起動させる
  4. QRコードを読み取る
  5. 購入金額を入力する
  6. 店員に入力結果の確認をお願いする

スマホのQRコードを読み取らせる方式だと

  1. QRコード決済で支払う旨店員に告げる
  2. スマホを取り出す
  3. スマホのアプリを起動させる
  4. QRコードを表示させる
  5. 店頭の読み取り機に読み取らせる

で終了します。

明らかにQRコード決済は電子マネーよりも利用者側の手間暇が多いですね。

後払いできるなどのメリットがあればQRコード決済が有利になるかもしれませんが、現状利用者側にこの決済方法を積極的に使う理由がありません。

少額決済での使い勝手は明らかに電子マネーのほうが良いですね。

そして電子マネーが使えないレベルの金額であれば、後払いできるクレジットカードのほうが使いやすいはずです。

 

まとめ

QRコード決済は店舗側には導入コストが低いというメリットがありますが、利用者側には煩雑な手続きを要求するので現状メリットは薄いです。

現金と比較しても、小銭を管理しなくてよいというくらいしかQRコード決済にアドバンテージがないですし。

だからポイント還元等のキャンペーンを各社が繰り広げています。

ポイント還元を獲得する目的しか現状のインセンティブはないです。

 

中国ではQRコード決済が普及しているようですけど、あちらは人民の信用スコアが低くクレジットカードを持てない層が多いため一気に普及したようです。

日本ではSuica等の電子マネーの所有率が高く、またクレジットカードの発行枚数もそれなりに多いです。

今からQRコード決済に舵を切るよりも、電子マネーやクレジットカードの読み取り機を導入する店舗に補助金を出す等の推進策を取ったほうが良いと思うのですけどねえ。

政府はキャッシュレス決済を本気で普及させたいなら、補助金くらい出してもいいのではないでしょうか。

 

ではまた。

 

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