こんにちは
近年生活保護世帯が増加している。
そのなかでも高齢者の生活保護世帯の増加が著しい。
2018年には生活保護世帯の半数を高齢者が占めている。
なぜ高齢の貧困者が増えているのだろうか。
それについてのネット記事を見つけたので取り上げてみる。
- 貧困の高齢者が増えている!今からできる対策は?
- 高齢者の相対的貧困率
- なぜ貧困高齢者が多くなるのか
- 高齢者の相対的貧困は当たり前
- 高齢者はどうやって生活を成り立たせるのか
- 貧困高齢者にならないための対策
貧困の高齢者が増えている!今からできる対策は?
現在、一部の高齢者を取り巻く環境は、厳しい状況となっているようです。
貧困高齢者が増えている理由には、高齢者人口の増加が要因となっていることは周知の事実ですが、今後も高齢者人口は増えていくと推測されており、貧困高齢者のさらなる増加が懸念されています。このように厳しい現状の中、今すでに生活が困窮しつつある方、もしくは将来のお金に対して不安を抱えている方はどうしたらよいのでしょうか。
この記事では高齢者人口の増加=貧困高齢者の増加としているね。
高齢者の相対的貧困率
総務省が5年ごとに発表している全国消費実態調査(最新2014年)では、相対的貧困率(※)を公表しており、それによると、相対的貧困率は50歳から64歳までの階級が9.5%であるのに対し、65歳以上では13.6%となっています。65歳以上の相対的貧困率は、50歳から64歳の階級に比べると「高い」ということがわかります。
※相対的貧困率……貧困線(等価可処分所得の中央値の半分の額)に満たない世帯人員の割合
記事では、総務省が発表した資料から高齢者の相対的貧困率が高いことを示している。
確かにその前の世代に比べて高いようだ。
4%の違いを多いと見るか少ないと見るかにもよるが、貧困のパーセントが4割近く上がっていると考えると多いのだろう。
なぜ貧困高齢者が多くなるのか
現役世代に比べてなぜ高齢者層に貧困者が多くなるのか。
私は収入と支出のバランスがおかしくなっているからと思う。
私のようにセミリタイア生活に突入していない限り、特に男性は65歳まで働いている人が多いと思う。
つまり、現役時代は大きな収入があるということだ。
65歳以上は年金があるでしょ、と思われるかもしれない。
でも年金は現役時代の収入よりもかなり少なくなってしまう。
年金として貰っている額は、多い方でも年間200万円程度、もっと少ない方もいるかもしれない。
どちらにしろ、働いているころは年金の何倍も稼ぎ、そして稼いでいた額に見合った消費をしていたはず。
そういう方が、いざ年金を貰いだしてから年金額に見合った消費スタイルに変更できているのだろうか。
収入と支出のバランスが取れていないと、貯金を食いつぶす生活スタイルになっていく。
もし退職金を貯金していたとしても、いつの間にか生活費の補填に消えているかもしれない。
そして気がついたら資産残が乏しくなっていて生活困窮世帯の仲間入りとか。
高齢者の相対的貧困は当たり前
普通に考えて、高齢者が相対的貧困となるのは当たり前だ。
え?と思わないでほしい。
相対的貧困の定義を見ればすぐにわかる。
※相対的貧困率……貧困線(等価可処分所得の中央値の半分の額)に満たない世帯人員の割合
ここには「所得」で切り分けますよ、とある。
高齢者の「所得」は働いていない限り年金が主となる。
そりゃ、現役世代に比べて低いのは当たり前だろう。
現役世代と同等、ないし高かったらそちらのほうが社会としては狂っている。
働いている若者の給与額よりも高齢者が貰っている年金額のほうが多い社会がもしあったら、その不合理性は革命を起こしたほうがいいくらいだ。
高齢者はどうやって生活を成り立たせるのか
高齢者の所得が低いのが当然とすると、そのままでは貧困世帯まっ逆さまとなる。
ではどうやって生活を成り立たせていくか。
まずは支出を見直して切り詰めていく。
その上で現役で働いていたときに蓄えていた資産が登場してくる。
所得の低さを資産である程度補うということだ。
アリとキリギリスの話がわかりやすい。
夏の間せっせと働いて食べ物を貯めこんでいたアリ。
夏の間、キリキリ働かなくても食べていけるからと遊びほうけていたキリギリス。
冬になって外に食料が無くなっても、それまでの備蓄分を食べて生き残るアリ。
冬になって寒さと食料難で凍え、アリに助けを求めるキリギリス。
この話を人間に置き換えてもそのまま通用しそうだね。
キリギリスがどの手合いか、いちいち言うまでもないだろう?
貧困高齢者にならないための対策
今までの話でわかっただろうか。
高齢者となっても安心の老後を送るためには、働いている間の資産形成が大事だということ。
たくさん稼いでいるからと全て使ってしまうような生活をしていると、老後に待っているのは悲惨な生活かもしれない。
子供にお金を注ぎ込んで子供が資産という方もおられるかもしれないが、子供が将来自分の生活を支援してくれるようになるかどうかはギャンブルですぞ。
なおここで言う「資産」とは、生活費に換金できるもののことを言う。
不動産も一般には資産というが、眠っている土地などは換金できない限り資産とはいえない。
となると、金融資産が大事になってくる。
資産と書くと難しく聞こえるが、面倒だったら積立預金をするだけでいいんだ。
生活資金と銀行口座を分けて毎月決まった金額を将来分として貯金する。
これだけでも違うんだよ。
その点セミリタイアを志す方は、若いころからしっかりと資産形成に努めているケースが多い。
さらに支出をうまく切り詰めている方が多い。
稼いだ分を何も考えずに使ってしまう層に比べて、貧困高齢者になる確率はずっと低いのではないだろうか。
ということで、最後はポジショントークとなってしまい申し訳ない。
でもセミリタイアラーで貧困高齢者となる方は少ないと思うよ。
傍目からはそう見えるとしても、支出のコントロールはきちんとできそうだしね。
良い子のみんなも資産形成に努めてセミリタイアを目指さない?
(もろポジショントーク)
ではまた。
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