こんにちは
最近は色々な物の値上がりが酷いですね。
大元の原因は原油が暴騰しているから。
原油価格が上がると実に様々な物の値段に影響しますので。
日本は原油をほとんど産出することができません。
そのため、産油国のいいように買わされちゃうんですよ。
もしかして、その鬱屈を晴らせるかもしれない新技術となるかもという記事を読みました。
「日本を産油国にする」と宣言して顰蹙を買った藻類バイオマスエネルギーが、再び注目される3つの理由 下水を浄化したうえに燃料になる | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
もしかしたら、下水から石油系燃料を作れるかもしれないとのこと。
下水って処理に困る廃棄物ですから、もしこの技術が商業化できたら、これまで中東諸国にヘコヘコしてきた日本も変わるかも。
もう一つ下水の話題を見つけました。
下水から抽出した、無臭の白い結晶…正体は? 農家向けに販売 | 毎日新聞
福岡市の下水処理場のお話。
下水に含まれる「リン」を抽出回収し、肥料として農家に販売するそう。
汚いイメージがある下水から回収したリンを、農作物に与える肥料になんて大丈夫?
と思ったりしましたが、技術的に確立したものだそう。
化学にはあまり詳しくないですが、元素レベルで取り出せればよいのかな。
下水で問題になるのは重金属等の汚染物質だったりするので、これらを分離できれば有用な物質を取り出せるのかもしれません。
現在、ロシアとウクライナの戦争の影響で、リン等の肥料が高騰しているとのこと。
国内に数多くある下水処理場からリンを回収できれば、肥料の国内自給が可能になりひいては農家の負担軽減に繋がりますね。
うん、いいことだ。
環境問題に疎い私は、下水は処理して捨てるものって思っていました。
でも、色々な用途があるということがわかって勉強になります。
福岡市はもともと水不足が深刻で、下水処理したあとの水をトイレや散水に使う「再生水」事業が盛んです。
天神等のビル内のトイレでは、洗面所の水は浄水ですがトイレを流す水は「再生水」であることが多く、「飲用ではありません」旨表示していることがあります。
下水処理後の用途としてはそんなものかなと思っていたのですが、技術が進歩するとまさに「廃棄物がお宝」って時代が来るのかもですね。
ではまた。
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