こんにちは
このブログは、タイトルで「セミリタイア」と銘打ちながら実は「FIRE」の方が実態に近いのではないかと最近考えています。
FIREとは、Financial Independence, Retire Early、の4つの頭文字から取った言葉。
日本語では「経済的自立」と「早期退職」を達成したライフスタイルを指します。
弊ブログでは過去の記事でFIREについて考察しています。
でも実のところ、私のFIREについての知識はあやふや。
そこでFIREについてネットで読めるものを漁っていたのですが、実はFIREとはいくつかのスタイルに分類できるそう。
一般に言われるものをまとめてみました。
それぞれ見ていきます。
FAT FIRE
FAT FIREの「FAT」とは、太ったとか、脂肪の多い、という意味。
この形態のFIREは、十分な資産を形成して早期退職。
リタイア後は働くことなくそれまでに形成した資産をもとにして、倹約・節約せずに生活します。
一番理想的なFIRE形態ではないかと。
LEAN FIRE
LEAN FIREの「LEAN」は、瘦せたとか、脂身のないという意味。
この形態のFIREは、資産を形成して早期退職するところまではFAT FIREと同じですが、その後の生活スタイルが異なります。
リタイア後は働きませんが、生活費支出を必要最低限に抑え、より少ない資産での逃げ切りを狙うというもの。
そのため、倹約・節約に励んだり、自給自足生活を送るなど、何らかの工夫が必要になります。
SIDE FIRE
SIDE FIREの「SIDE」は、「Side Hustle」副業の略。
FAT FIREやLEAN FIREと異なり、早期退職後も副業として働くことを想定しています。
考え方としては、資産+副業の2本立てでFIREするというもの。
このため、上記2つのFIREよりも早期退職までに形成しないといけない資産が少なくて済むという利点があります。
また、現役時代から副業を続けていれば、FIRE達成までの期間を短縮することもできますね。
と、ここまで書いてきたのですが、様々な資料を漁っていくと、SIDE FIREには2通りの考え方があるよう。
ひとつめは、生活費の半分を資産、残り半分を副業で賄うというもの。
もうひとつは、基礎的な生活費を資産で賄い、余裕部分の費用を副業で賄うというもの。
ふたつの考え方の違いは、副業をやらなくても最低限生活できるか否か。
私にはどちらがどうとかわかっていませんので、両論併記するに留めます。
BARISTA FIRE
BARISTA FIREの、「BARISTA」はイタリア語で、バール等でエスプレッソコーヒーを淹れる職業の人を指します。
このことから、BARISTA FIREとは、FIRE後も一定程度雇われて働くスタイルのことを言います。
なぜこういう分類をするようになったかというと、FIREの本場アメリカでは公的健康保険制度が日本ほど充実していないため、健康保険に加入するために企業に雇われて働く人がいることがあるよう。
FIRE後も、生活費のためではなく健康保険目当てに働くことから、BARISTA FIREとして他のFIREと区別するようになったのかも。
日本の場合、企業に雇われなくても国民健康保険に加入すれば掛け金はともかくとして医療費負担は3割と同じです。
日本ではわざわざBARISTA FIREとSIDE FIREを区別する理由は無さそう。
そのため、BARISTA FIRE=SIDE FIREとしている資料がありました。
またBARISTA FIREは生活費の半分を資産、半分を労働収入で賄う、としているものも。
このあたりの定義が定まっていないと私には感じられましたので、それぞれ併記するに留めます。
COAST FIRE
COAST FIREの、「COAST」は名詞だと海岸とか沿岸の意味ですが、動詞では惰性で進むとか楽に進むという意味もあります。
このことから、COAST FIREとは目標とする額の資産形成後も、趣味的な程度に働き続けるスタイルを指します。
FIREのスタイルとしては、割と達成しやすいものになります。
ただし、「趣味的に働ける」という仕事を探すことが一番難しいかもしれません。
私が思い浮かべるのは、チェーン店でない喫茶店等のマスター。
ほぼ道楽的に働いている人が該当するのかもしれません。
以上、FIREの中で一般的に使われている5つのスタイルについて簡単に解説しました。
次回記事では、私の生活スタイルはどれに近いのか考察します。
ではまた。
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