こんにちは
先日、国境の島「対馬」へ旅行してきました。
対馬は日本と朝鮮半島の間に浮かんでいる島です。
地図で見ると日本よりもむしろ韓国に近いのがわかります。
そして結構大きいですね。
日本では沖縄本島と北方四島を除けば、3番目に大きな離島らしいです。
対馬行の航路があるのは福岡県と佐賀県ですが行政区分としては長崎県となっています。
対馬までの往復には船で行きました。
今回の対馬への往復に乗船したのは「ジェットフォイル」。
あまり一般的な船でないので今回の記事で紹介したいと思います。
ジェットフォイルとは
ジェットフォイルというのは愛称で、正式な形式はボーイング929。
水中に翼があり、走行中に翼の揚力で水上から浮いて走るため大変早く走れる船となっています。
普通の船は回転するスクリューで進みますが、ジェットフォイルは後方に高圧の水流を噴出する(ウォータージェット)ことで推進力を得ます。
ウォータージェットは水上バイクとかで採用しているものがありますので、見たことがある方も多いかもしれません。
普通のフェリーよりも2倍速い80キロ以上出せるということで、博多と対馬を2時間ちょっとで結んでいます。
フェリーだと4時間以上かかりますから、時間が貴重な現代人の強い味方ですね。
ジェットフォイルに乗船してみた
では乗船した様子を。
博多対馬航路にはジェットフォイルが2隻就航していまして、それぞれの船に愛称が付けられています。
私が行きに乗った船は「ビィーナス」。
もう一隻は「ビィーナス2」です。
船内は2階建てですが、今回私が指定された座席は1階席でした。
船内の様子ですが、座席がずらっと並んでいましてほとんど飛行機と同じです。
座席配置は横に3列、6列、3列の12列でした。
前方は違う配置ですが。
船が航行している間は、基本的にシートベルトを着用して席にじっとしていないといけません。
時速80キロの高速で水上をぶっ飛ばしていますので、クジラ等の大型水中生物と衝突したりしたらあぶないから、ということのようです。
船が出航後、前方のモニターで救命胴衣の着用方法の説明が流れます。
このあたりも飛行機に似ていますね。
でも船旅って自由に船内を歩き回ったりして外を眺めたりするのも楽しみなんですが、ジェットフォイルだとそのあたりが難しいです。
トイレに行くときにはさすがに席を立っても構いません。
トイレ内部は飛行機のトイレに似た感じもあります。
また小さな販売コーナーがあり、ビール等の飲み物やおつまみを買うことができます。
ただ、席を立つと危ないとのことで、客室乗務員が席まで売りに来ます。
博多対馬航路のジェットフォイルは全席指定席です。
私が割り当てられた席は後方だったのですが、船のエンジン音がかなり煩いです。
隣の人としゃべるのに大声を出さないといけないくらいで、乗船券購入時になるべく前方の席を指定可能か窓口で尋ねた方が良いでしょう。
でないと、席から立てないのに騒音に耐えないといけない羽目になります。
ジェットフォイルと一般のフェリーとは、鉄道の新幹線と鈍行列車の関係に似ている気がします。
ジェットフォイルは確かに早いですが、「単なる移動」という感が強いです。
旅行するときにはたとえ速度が遅くともフェリーでのんびりと旅を楽しみたいなあという感想で、今回の記事を締めます。
ではまた。
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