こんにちは
先日、国境の島「対馬」へ旅行してきました。
旅行の様子は数回に分けて記事にします。
対馬は日本と朝鮮半島の間に浮かんでいる島です。
地図で見ると日本よりもむしろ韓国に近いのがわかります。
そして結構大きいですね。
日本では沖縄本島と北方四島を除けば、3番目に大きな離島らしいです。
対馬行の航路があるのは福岡県と佐賀県ですが行政区分としては長崎県となっています。
今回私は、旅行会社のツアーに参加しました。
なんと言っても、ツアー代が往復の船代より安かったので。
Go To トラベルのおかげでもあるのですが、国境の離島に住む人の生活を守るため(観光業や飲食業が潰れないため)に、行政から助成金が出ていたり、さらに今回のコロナ禍でインバウンド需要が消滅しているので日本人の需要を掘り起こすための補助金がでてきたりしていてツアー代がものすごく安くなっていました。
当初は個人でチケットやホテルを手配して旅行しようと思っていたのですが、そんなツアーあるなら初めての対馬はそれで行っちゃえということで、ツアーに申し込みました。
対馬に向けて出発
ツアーの出発地は福岡市は博多のフェリーターミナル。
フェリーターミナル内には水族館によくある水槽がありまして、ウミガメなんかもいたりして。
こちらに行かれる方は探してみてください。
指定されていた集合場所に行くと、私以外は年配の方ばかりでした、つまり明らかに私が最年少ツアー客。
まあ現役世代はあまりこういうツアーに参加しないのでしょうね。
対馬までの往復には船に乗ります。
今回の対馬への往復に乗船したのは「ジェットフォイル」。
普通の船といろいろと違う面がありますので、次回の記事でジェットフォイルについては紹介したいと思います。
我々ツアー客は集合後にそれぞれがチケットを受け取りました。
10時半に出港して2時間ちょっとで対馬に着きます。
日本本土から結構離れているのですが、意外と早いです。
行きの船の中でちょっと早めの昼食を頂きました。
これもツアー代に入っています。
質素な感じもしますが、まあ食べられればそれでよしです。
途中、壱岐に寄り結構な人の乗り降りがありましたが、2時間ちょっとで対馬の厳原港に到着。
船から見える厳原の街は、思ったより小さそうだなと感じました。
後でガイドさんから聞いたのですが、対馬全体の人口が3万人ほどということなのでまあ小さくて当たり前だったのですが。
船から下船後、現地ガイドさんと合流。
このツアー、添乗員さんがいるのですが、別に現地ガイドさんまでいるとは安いのになかなかコストが掛かっています。
ガイドさんの案内でバスへ。
万松院
最初の目的地は、万松院です。
万松院は対馬を治めていた宗(そう)氏の代々藩主の墓所があるお寺。
バスを降りてまず目に入ってきたのが、威厳のある門。
江戸時代、宗氏の居城であった金石城の楼門です。
この楼門自体は後世に復元したもので、3代目とのことでした。
門をくぐって城内をぐるっと。
庭園があるとのことでしたが、私たちが赴いた日はあいにく休園日とのことで、生け垣の隙間から写真だけ撮りました。
その後、搦め手門を通って万松院へ。
門は仁王像が守っています。
中へはこの門からではなく、脇にある通用口から。
まず案内されたのは「諫鼓」
領主に対して諫言しようという領民が打ち鳴らすというシステムだったようです。
実際には鳴らされることはなかったようで、それを以って領主が善政をしていたということのよう。
でもまあ、よく時代劇で「上意」とか書いた紙を殿様に直訴するのと同じで、もし鳴らしたらその人打ち首とかなるんでしょ、わざわざそんなことするバカいないから鳴らなかっただけなんじゃあ。
諫鼓は石作りでそんなの叩いても鳴るはずないやんと思っていたら、昔は裏に革を張って鳴るようにしていたとのことで、裏に回ると穴が開いておりました。
お次は本堂の中へ
朝鮮国王から送られたという三具足というものが展示されていました。
これらは日本にひとつしか無いらしく、日本遺産に指定されていました。
そんな貴重なものならあちらさんから返還要求されちゃうかもしれませんね。
あとは徳川将軍の位牌があったり。
本堂を出たら宗氏の墓所へ。
結構急な石段をヒイヒイ言いながら上がっていきます。
上がり終わった先に沢山の立派なお墓が。
こちらはお墓も立派なのですが、山腹に作られていて石垣もすごいです。
敵が攻めてきたときにはここが最終防衛線だったんじゃと思うくらいちゃんとした石垣でした。
あとここには対馬では一番長寿だと言われている推定樹齢1000年の大杉もあります。
こういうところを見て回るの楽しいのですけど、登ったら下りないといけないという。
結構足にダメージくるなあと思いながら下り。
バスが待機している場所まで歩いて戻り、次の観光スポットへ。
長くなりましたので続きはその2へ。
次回は往復で乗船したジェットフォイルを紹介したいと思います。
ではまた。
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