こんにちは
3月末は年度末ですので、ちょうどキリが良いとセミリタイアに踏み切るかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、はっきり言って今は時期が悪いです。
セミリタイアには厳しい時代が来たかもしれません。
株式が大幅に下落している
新型コロナウイルス感染症が世界中に広がっているため、各国で渡航制限や入国制限、イベント開催自粛や外出制限が行われて経済活動が低迷しています。
影響を受けているのが株式市場。
例えば日経平均株価は今年1月初めに23200円だったのが、現在は16500円ほどと3割も下がっています。
アメリカの株式市場も同様で、ダウ平均が1月はじめの28800ドルから現在は19100ドルほどとやはり3割ほど下落。
セミリタイアを志している方々は資産形成されているはずですが、その資産は銀行預金のみという方は少なく、多くの方は日本なりアメリカなりの株式等に額の大小はともかく投資されているのではないかと。
ところが投資資産は今年に入って急減しているはず。
せっかく手持ち資産がセミリタイアする目標額に達していたのに割り込んでしまった、という方もおられるのではないでしょうか。
求人がなくなっていく
いまのところ、経済活動の低迷は観光業や運輸業、エンタメ界、一部の外食産業に限定されているようです。
しかし中国やアメリカにある工場が操業停止したり、物流が止まったりして工業生産に多大な影響がでています。
さらにやばいことに、東京オリンピックの開催が危ぶまれています。
もし中止なんてことになったら、観戦客が移動しないことによりホテルや鉄道、飛行機関連の企業に非常に大きなダメージが入ります。
こうして広範囲に影響が拡大すると、そのまま不景気に突入しかねません。
不景気になると、まず真っ先に雇用を切られるのがフリーランスで次が派遣等の非正規雇用。
派遣を切るくらいですから短期のバイト募集も減るでしょう。
これにより、セミリタイア後にバイトをしようと思っても求人が少なくなかなか仕事にありつけないということになりかねません。
資産、雇用ともにダメージを受けるとセミリタイアには厳しい
セミリタイアするためには、
- 潤沢な個人資産
- ゆるい働き方による定期収入
が必要となります。
人により2つの要素のバランスがいろいろでしょうが。
最近の世界の動きにより、資産、雇用ともにダメージを受ける可能性が高く、これらはセミリタイアしている、又はしようとしている人たちを直撃します。
正規雇用であれば収入が保障されていますのでウイルスに感染さえしなければ良いと考えられるのですが。
セミリタイアって好景気に支えられる生き方なんだなあと改めて思った次第です。
今年セミリタイアしようと計画されていた方もいらっしゃるでしょうが、投資比率が多いほどダメージも大きいはず。
まだ退職願いを出していないのであれば、今は時機が悪いのでリタイア時機を少し先に延ばすことを考えた方がよいかも。
なんだかんだ言って正規雇用は不況時には強いです。
ちなみに私の場合ですが、株の下落により資産総額は減っていますがそこまで気にしていません。
というのも、私は現預金と国債の比率が資産総額の8割を占めていまして、下落した株を換金する必要がなく、株はいつか回復すると信じてホールドするだけです。
ここ数年でセミリタイアしている方は投資により資産を殖やした方が多いように見受けられますが、私はひたすら貯蓄して資産を残した口なのでたまたまですがこういった想定外の事態に強いということかな。
セミリタイア済だと、支出を減らして嵐が過ぎるのをひたすら耐えるのみです。
ではまた。
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