こんにちは
病気に罹ったり怪我をしたりしたら医者に診てもらうよね。
日本で気軽に医者に診てもらえるのは健康保険制度のおかげ。
この健康保険制度を外国人が悪用しているらしい。
3ヶ月滞在・少額負担で高額治療 なかなか見抜けぬ外国人の国保悪用
急増する在日外国人の医療問題を検討する自民党外国人労働者等特別委員会の「在留外国人に係る医療ワーキンググループ」(WG)は8月29日、党本部で多くの外国人住民を抱える地方自治体の国民健康保険担当者を招き、国保の加入状況などについてヒアリングした。外国人による国保の不正利用の対策づくりには実態の把握が不可欠だが、国保窓口の自治体が不正を見破るのは困難で、なかなか全体像がつかめないのが実情だ。
(中略)
国民健康保険制度は、外国人であっても3ヶ月を超える滞在で国民健康保険(国保)への加入が義務付けられている。
この制度を悪用して、外国人が医療目的であることを隠して入国し、国保に加入直後に高額治療を受ける事案が増えているとのこと。
制度の悪用を想定していなかった政府
外国人に国民健康保険制度を開放することを政府が決定した時に、このような事態が起こるとは想像もしなかっただろうね。
日本人って性善説で動くことが多いから。
まさか制度を悪用する外国人が続出すると考えなかったのだろう。
でもなあ、外国人にそんなこと言っても通用しない。
向こうにしたら、制度があるのだから利用しなきゃ損損、不法滞在ではなく在留資格はちゃんと得ているし国保保険料も払っている、利用して何が悪いという主張だろう。
一度認めてしまった以上、いまさら保険証を取り上げますという訳にもいかず、どうしようもない状況だろう。
セミリタイアラーも同じ槍玉に挙げられる可能性が
この問題、現在は外国人だけが批判されている。
ただ、セミリタイアラーにも同じような批判が起こってくる可能性がある。
というのも、セミリタイアラーは余り国保保険料を負担していないからだ。
国保保険料は前年所得を元に金額を決める。
会社を退職してセミリタイアラーになった方は、元の会社の健康保険組合に任意継続で加入するか、又は国保に加入するか選択する。
多くは元いた会社の健康保険に任意継続で加入するかな。
そちらの方が、支払う保険料が安いから。
そして1年2年たち、前年所得がゼロ、ないし低額になったところで国保に加入。
前年所得がほぼない状態になると、国保保険料の所得割がゼロ、均等割平等割も軽減されるからね。
そしたら非常に低額な支払いで国保への加入が維持でき、3割負担で診療を受けることができる。
実際は働く必要がないほどの多額の資産を保有していても、毎年の所得だけで国保料をいくら払うか判定するからね。
セミリタイアラーの私が考えても資産額を参照しないのは釈然としないところもある。
だが実際に資産額を自治体が調査できるかというと、今はまだマイナンバーによる資産紐付けもされていない状態なので難しいのだろう。
ただし、国保の財政は年々厳しくなっている。
低所得で厳しい生活していてそこから国保保険料を支払っている階層から、
「働かずにのうのうと生活している連中が国保制度に低額な保険料支払いでアクセスしている」
という批判が、いつ起こっても不思議ではない。
なにしろ日本人というのは、
自分より楽な生き方をしている奴は許さない
たとえ自分にプラスにならなくても相手を引き摺り下ろしたい
っていう妬み根性が染み付いている民族だからね。
セミリタイアラーは目立たないように生きていく
やっぱりセミリタイアって生き方は日陰で目立たないように生きていかないといけないと感じるなあ。
下手にこういう生き方が目立ってしまって、実は国保保険料を最低限しか負担していないとか知れてしまったらどこからどんな制度改悪が提案されるかわかったものじゃない。
私が考える一番やばい奴。
特定の福祉制度を受けずに生活している人に対しては、所得がない人でも一定の所得があるとみなして国保保険料の所得割を徴収するとか。
そんな世界になったら困るんだけどね。
国保制度が危なくなったら制度維持のためになりふりかまわず取れるところから取るってなりそうで怖い。
そうならないためにも、セミリタイアという生き方は本当の例外ですという感じで一般の人からはブラインドされているほうが私たちにとっては都合が良い。
まあ最悪、セミリタイアラーに対して国保や年金のために資産参照するような事態になったら、即効みんな資産隠しに走るだろうなあ。
なにしろ、情報に関してかなり敏感な階層がセミリタイアラーだから。
私としてはそんなギスギスした日本にならないことを願っている。
ではまた。
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