48歳からのセミリタイア日記

48歳でFIRE達成!! 国家公務員を辞めてただいまセミリタイア生活を満喫中です。生活、資産運用、旅行、その他いろいろ。

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セミリタイアラーは社会保障のフリーライダーか

 

こんにちは

 

弊ブログでは様々なテーマで記事を書かせていただいているのですが(脈絡がないともいう)、テーマによってはコメント等で大きな反響をいただきます。

最近では自己責任について扱ったものがそうです。 

luna3018.hatenablog.jp

 

コメントについては基本的にコメントで返信していくようにしているのですが、今回コメントで複数の方から同じようなご指摘をいただきました。

そのことについて、ちょっと考えてみようかと。

 

 

 

  

セミリタイアラーは社会保障のフリーライダー?

今回お二方から同じような内容のコメントをいただきました。

内容の趣旨は以下のとおり。

  • セミリタイア者も社会保障のフリーライダーなので、生活保護にタダ乗りしてる人と五十歩百歩という感想はあるかも
  • 働く機会能力がありながら受給する生活保護と同じように、セミリタイアーのやられる国民年金支払い免除、就業の意思がないにもかかわらず受給する失業保険も同じなのではないか

 

どちらのご指摘も、セミリタイアラーは社会保障にフリーライドしているのではとの要旨です。

 

セミリタイアラーは制度の隙間を突いている

このように真っ正面からご指摘を受けますと、ある意味おっしゃるとおりと言うしかないんですよね。

今の日本の社会保障制度は、収入額を基準にして負担額を決めていることが多いです。

生活保護を受けるためには資産額も要件に入りますが。

国民年金なんかは収入が低ければ年金保険料を免除されますし、国民健康保険料も収入により保険料額が変わりますが低収入だと定額部分も軽減されます。

セミリタイアラーは社会保障の負担を減らすことで支出削減を狙うことが多いですが、普通に働いている人が負担している額を支払うくらいのことはできるんですよね、それなりの資産を積み上げているはずなので。

日本の社会保障制度は収入を基準にしていることが多いので、制度の隙間を突いて確信的にフリーライドしていると言われたらその通り。

 

個人的には、「働く意思がないのにも関わらず受給している失業保険」に関してはかなりグレーではと思ってはいますが。

受給する人は「今まで保険料を納めてきたのだから取り返すだけ」と思っているでしょうが、本来の制度の趣旨は急に失業して収入の道を断たれた人が次に就業場所を見つけるための繋ぎですよね。

セミリタイアラーはリタイア後は本格的に働くつもりがないのですから、本来失業保険を受給する資格がない気がします。

まあ人の心なんて他人にはわかりませんから、その人があくまで「再就職の意思があります」で押し通せばそれで通りますけどね。

ハローワークの人たちも、「こいつら失業保険を満額受給終わるまで再就職する意思ないだろ」と薄々わかりつつも失業者のお世話をしないといけないって日本の闇は深いなあ。

 

 

 

生活保護のただ乗りはセミリタイアラーとは全然違う

ここで言う生活保護のただ乗りとは、「働く能力があるのに働かずに生活保護を受給している」ことを指します。

コメントでは、生活保護のただ乗りとセミリタイアラーは同じではとありました。

私は全然違うと思っていますが。

 

なぜそう思うかですが。

セミリタイアラーのフリーライドは各種法律や制度の隙間を突いてはいますが、あくまで要件に沿っています。

しかし生活保護のただ乗りはそうではないから。

生活保護法には、まずは自己の資産や能力その他あらゆるものを生活維持のために活用しなさいとあるんです。

働く能力がある方は当然に生活保護を受ける前に働けとなるはず。

それをせずに安易に生活保護を受けるというのは単なるただ乗りではなく、法律違反であり不正受給と呼ばざるを得ないでしょう。

 

私は元公務員で、法律に従って日々業務する立場でした。

多くの制度では線引きがあります。

この線引きで公平不公平が言われることが多いのですが、どこかで線を引かないと全員を対象としないといけなくなります。

セミリタイアラーはこの線引きを熟知して、その線上で最も自分に有利になるよう立ち回っているだけ。

ところが生活保護のただ乗りはイカサマで線を書き換えている状態。

元公務員としては、線上での立ち回りとイカサマとは全く次元が違うと思うのです。

イカサマは、ダメ、ゼッタイ。

 

まとめ

今回の記事で私が過去記事でなぜそういう書き方をしていたのかという考え方を公にできたかなと思っています。

読者の皆様にも色々な考え方がおありでしょうから、コメントやはてブで披露していただけるとうれしいです。

 

ではまた。

 

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