48歳からのセミリタイア日記

48歳でFIRE達成!! 国家公務員を辞めてただいまセミリタイア生活を満喫中です。生活、資産運用、旅行、その他いろいろ。

当サイトにはプロモーションが含まれます

セミリタイアした48歳が考える高齢者の終末期医療

 

こんにちは

 

ツイッターを眺めていて36000以上リツイートされている(いわゆるバズっている)ツイートをみつけた。

 

 

高齢者延命の実情

  

 

 

このツイートは大口病院で患者に界面活性剤入りの消毒液を点滴液内に混入させて殺した元看護師の事件に関連したもの。

ツイートはたくさんのリプがついて非常に読み難いものとなっているが、モーメントでがんばって読んでみた。

 

ツイート主さんは現役看護師、それも終末期医療に携わっている方のようだ。

今回の事件を引き起こした元看護師のことをかばっている訳ではないとしつつ、終末期医療における高齢者延命の実情や高齢者の医療制度、それに携わる医療関係者のことをツイートしている。

 

ツイート内容は生々しい。

一般人が目にしない終末期(余命3~6か月程度の時期)における延命医療の実態を綴っている。

「療養病棟で生かし続けられている人達に楽しい事なんて無い。」

「綺麗事無しに生き地獄。」

「もし自分が身体も折れ曲り固まり、肌着すら袖を通せない程に変形し、思っている事も言葉に出来ず、自分の爪が食い込み褥瘡が出来、それを直そうと毎日洗浄され薬を付けられ、痰が溜まれば鼻からチューブを入れられ吸引され苦しい思いをし、栄養剤に繋がれて強制的に命を延ばされたら死にたいよね。」

 「療養病棟は日額定額制なので高い麻薬は使えない、患者様達は死刑囚より苦しい最後を迎えている。」

 

そしてなぜ終末期に本人の意思に反するような延命治療が続けられるのかも。

「療養病棟は定額制で入院費は月50万円程。その内9割は国の負担つまり税金。本人が払うのは1割で月5万円位。入院させておけば年金でおつりが来ます。病院も家族も儲かるのです。家族が、国民が生かしているのです。恐ろしいシステムです。」

 「それでも家族は延命治療を希望するんです。面会にも来ないくせに。年金よりも医療費のほうが安いから。」

「年金黒字、生活保護黒字を狙ってどうにかしてでも生かしてくれ!!と怒鳴る家族もいます。」

 

 

誰のため?高齢者の終末期医療

私も含めてほとんどの人は最後は安らかに送りたいと思っているはず。

だれも死ぬ時まで苦しい思いはしたくない。

 

でも自分の意思に関係なく延命治療されてしまっていることがあるということだね。

特に自発呼吸ができず人工呼吸器をつけるとか、口から食べ物を摂れないので胃ろうで栄養を送るとかの段階になると本人は意思表示ができなくなっていることが多いのだろう。

 

そんなときには家族や親族がどう治療するか決める。

たいていの場合は延命を望むよね。

ただただ少しでも長生きしてほしいという場合がほとんどだろうが、中には上にあるような、金のために少しでも延命を、という拝金主義の輩もいるようだ。 

療養病棟だと月50万円の医療費に対して月5万円しか自己負担がないから、それ以上の年金が支給されていたらそれを当てにしている人が延命を望んでいるわけだ。

金のために延命治療を望む、それにより年金財源・健康保険財源が食い潰される。

なんとかならないのかね、この状況。

 

こんな解決方法はどうだろう

終末期の高齢者に支給される金を当てにして家族が無理矢理延命治療。

こんな悲劇をなくす、解決する方法を考えてみた。

 

現在は年金生活者は療養病棟での医療費の負担割合が国9割患者1割。

これを年金を全額医療費に充当残りを国負担に変更する。

生活保護者の場合は医療費は全額医療扶助で負担されるから、療養病棟に入院している間は生活扶助その他は支給停止する。

 

※7/18追記:療養病棟への入院時にかかる費用は医療費以外にたくさんかかり、年金では赤字というコメントをいただいた。

調べてみると本人の所得により異なるが月4万円~14万円+病衣レンタル代+オムツ代がかかるようだ。

黒字になるのは生活保護受給者だけなのかもしれない。

 

どうだろ。

金銭的利益がないとわかったときに家族は延命をどうするだろうか。

少なくとも高齢者のお金目当てに延命していた人たちはいなくなる。

お金目当て以外の延命治療は今までどおりやるしかない。

患者本人が延命治療を望んでいたら最後まで行うのは医療関係者の義務だ。

本人の意思が不明で家族が延命治療を望んでいる場合どうするかは難しいね。

 

全ての終末期医療を本人の希望通りに叶えてあげようと思ったら、尊厳死制度・安楽死制度をきちんと法制化し、事前に患者本人の意思表示を明確化するしかない。

 

セミリタイアラーの終末期医療

私のようにセミリタイアして家族がいない人の場合どうなるのだろう。

意思表示できない状態になったとき、だれが延命治療するしないの判断するのだろう。

まあそもそも延命治療してもらえるかどうかもわからないけど。

私たちが高齢者になるころには健康保険制度が破たんしている可能性あるからね。

金持ち以外延命治療なんて道はない、なーんてね。

それで私はいいんだけどなあ。

 

個人的には一切の延命治療はお断りしたい。

完治の見込みがない治療を受けて苦しんだりしたくない。

不慮の事故とかでいきなり延命治療が必要かどうかの瀬戸際に陥るかもしれないので、親には一切の延命治療は止めてくれと伝えている。

 

親が亡くなったあとは、余命が判明した段階で入院を断ればいいかな。 

まあ身元保証人がいないということで病院のほうから断ってくるだろうけど。

余命何か月とかだと、痛み止めだけばんばん処方してもらえればあとは何もしてもらわなくてもいいわ。

 

どのみち少子高齢化がどんどん進む日本で、このまま健康保険制度が維持できるはずがない。

もっと当事者が幸せになれるように制度がよくなっていればいいなあ。

必ずしも高齢者を延命させることが本人の幸せになるとは限らないってこと、みんなで共有したいね。 

 

 

ブログ村ランキングに参加しています

下のバナーを1日1回クリックしていただけると助かります

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村