こんにちは
最近巷でビットコインを初めとする仮想通貨が話題である。
特にここ1、2ヶ月色々な仮想通貨が暴騰し、テレビで仮想通貨で「億り人」になった人の特集が組まれるほどであったのが、ここ数日でほとんどが暴落してネットニュースにも取り上げられた。
ツイッター等でも暴落により資産が減少した人たちの阿鼻叫喚でにぎやかであり、火葬通貨なる新語も飛び出した。
私は仮想通貨には一切手を出していない。
古い人間かも知れないが得体の知れないもの、自分で理解できないものには手を出さない主義なのである。
現状、仮想通貨はかつてオランダで起きたようなチューリップバブルと同じと考えている。
チューリップバブルもある日突然はじけ、価値が暴落した。
仮想通貨は法定通貨(円、ドルなど)と違い誰もその価値を担保してくれない。
存在はブロックチェーン技術で担保してくれるのかもしれないが、価値が無ければ意味がない。
法定通貨であれば、たとえハイパーインフレが起きてもその国に住む人にとっては一定の物を買うことができる通用力があるが、仮想通貨は物と交換できるのか。
ビットコインは一部の店舗で支払いに使うことができると聞いたような気もするが。果たして現在でもそうなのかな。
チューリップの球根はまだ育てて花を鑑賞できるだけ救いであるが、誰も価値を認めない仮想通貨なんて何に使えるのだろう。
私はツイッターもやっているが、10月ごろからツイッター上で現金100万円プレゼント企画とかやって集客してるアカウント(以下仮名として○王と呼称する)が気になってフォローだけしていた。
何が目的なのかと思ったら、○王はLINEに誘導してそこに集まった人にある仮想通貨を先回りで買い集めることを推奨していたらしい。
○王が推奨していた仮想通貨が暴騰したらしく、ツイッターのタイムラインには○王のおかげで儲かったとか○王さんについていきますとか、まるでかつて雑誌の巻末にあった現金風呂の写真を掲載した怪しい広告に踊る文章のようなツイートが溢れていた。
おそらくこの○王を名乗る連中はどこかの仕手集団であり、実体を晒す必要の無いツイッターで頭の足らない一般民を募集して自分たちが仕込んでおいた仮想通貨の価格吊り上げに利用したのだ。
その仮想通貨は相場価値が数倍になっており、さぞや仕手集団に利益をもたらしたに違いなく、信者が上がった上がったと喜んでいる隙に売り抜け準備していただろう。
今回の騒ぎでその仮想通貨もご他聞に漏れずドーンと暴落しており、○王のタイムラインがどうなっているか覗いてみると信者に対していまだにホールドすることを指示し、信者たちもそれに従いますみたいなツイートが多かったのである。
いやーよくここまで飼いならしたな、という感想しかない。
仮想通貨は法定通貨を凌駕するといった意見も聞いたことがある。
そんなことはありえない。
もしそんなことが起きそうになってもいずれ法定通貨が勝つ。
なぜなら、国家はいくらでもルールを変更できるからだ。
通貨発行権は国家の存在意義の根底のなすものであり、それを侵すものを許しはしないだろう。
現に中国や韓国で仮想通貨を規制する動きがある。
このように自国通貨を保護しようと思えばいくらでもできるのが国家で、仮想通貨を駆逐するまでルールを変更し続けることも可能だ。
つまり何回でもちゃぶ台返しを続けられる星飛馬のおやじと一緒で最強である。
まあ、投資ではなく投機ギャンブルと考えて遊び金を投入するのはありだろう。
もしかしたら、何十倍にも増えるかもしれない。
(補足)今日の記事は2018年1月17日現在の情報を元にしており、その後変化している可能性がある。
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