こんにちは
金を買うシリーズその3。
先日100gインゴット400g分買ったわけだが、その後更に金相場が下がってきた。
そこで金を買い増ししようと思ったのだが、かなり相場が下がってきているので中期的運用として1kgインゴットを買うことにした。
1kgインゴットを購入する理由
なぜ1kgインゴットかというと、どこで売るにしても一番売りやすく手数料を取られないサイズであるから。
今回購入分は消費税の10%への引き上げを睨んでいる。
金を売買するときは、消費税込みの値段で取引される。
ということは、我々が金を売却するときにも消費税込みの値段で相手方は買ってくれる。
現在消費税8%で金地金を購入し、来年10月以降10%に引き上げられた後で売れば消費税2%分がこちらの利潤となる。
現在の金相場は下がっているとはいえ税抜きで1g4500円前後。
ということは1kgで2%税金分で90000円は来年10月以降の売買に加算される。
金を買うなら今のうちだな、但し安値を狙う必要はあるが。
どこで金を購入するか
金地金を購入しようと思ったときに購入可能な会社は何タイプかある。
貴金属商と鉱山会社
貴金属商は金やプラチナ、会社によっては宝石などを売買している。
前回買った日本マテリアルも貴金属商。
鉱山会社は鉱山から各種鉱石を掘ったり精錬したりするのが本業であるが、三菱マテリアルは自社で製造した金地金を販売している。
貴金属商と三菱マテリアルから金を買う手順はほぼ同じで、原則毎日1回発表される金売買価格を見て店頭にいくか通販を申し込めばよい。
参考までに田中貴金属、日本マテリアル、三菱マテリアルの店頭販売価格を比較してみたが全て同じ価格であった。
商品先物会社
商品先物会社は商品取引所というところで様々な商品の取引を仲介するのが本業であるが、一部の会社で金地金を直接売買することが可能である。
手順としては金購入を申し込み、その時点での金相場から計算した販売価格で購入するかを決め、その価格で買うなら代金を支払い後日金を受け取る、というもの。
貴金属商等と異なるのは、一日のなかでもリアルタイムで価格が変動しているため、注文タイミングによっては価格が大きく変動すること。
商品先物会社ってとっつきにくいイメージがあるのは私だけだろうか。
石油や穀物の相場に手を出して失敗したとかいう話はこの商品先物会社が関係している。
ただ先物に手を出すとリスクがあるが、金の現物取引だけならさほどリスクはない。
商品先物会社で金を購入するメリットとしては、
貴金属商で買うより安く買えることが多い
というのも取引市場から金を調達してくるため、インゴットの製造コスト等がかからない分割安に買えるとのこと。
ただし、貴金属商や三菱マテリアルだとその会社ブランドが刻印されたインゴットを購入できるが、商品先物会社で購入すると刻印ブランドを自分で指定できない。
また新品のインゴットを買えることはほとんどないと考えてよい。
商品先物会社で金を買う
今回私は、商品先物会社である第一商品から購入することにした。
この会社はホームページにきちんと売買手順を載せていてわかりやすく、支店が福岡市に所在するというのが決め手だった。
購入手順はこうだ。
- 第一商品に電話して参考価格を聞く
- 参考金額に若干上乗せして第一商品の口座に振り込み
- 再度電話してその時点での金価格を聞き、その価格で買うなら購入意思を伝える(高いと思ったら見送り)。
- 価格を計算してもらい受取日時を打ち合わせる。
- 打ち合わせた受取日時に第一商品の支店に行き、店頭で金インゴットと振込金から金価格を清算した差額をを受け取る。
今回私は3月1日08:53時点での価格、1kg4902000円で購入決定した。
その後、4890000円まで30分ほどで下落し、ああもう少し遅く連絡したら一万円ほど安く買えたのにと悔やむ羽目になる。
だがこういった物事でタラレバを行っても仕方がない。
もっと下落したら再度金を購入して将来の値上がりに備えることとする。
注文分については、先日第一商品の店頭で金を受け取ってきた。
さすがに1kgインゴットはずっしりと重い。
この重さを感じるだけでも、ああ金買ったなあという実感が沸くというもの。
担当者のほかに係長の肩書きを持つ人が同席して、手続き後いろいろと雑談ついでに先物取引どうですかみたいな営業トークをかましてきたので、笑顔でさらりとかわしたつもりだが今後何らかのアプローチがあるかもしれない。
ぶっちゃけ商品先物自体は胡散臭いものという考えなので、この会社には金地金を安く売ってくれることしか期待していないのにな。
あと1回は追加で購入したいので、担当者とはお互いの腹を探りながらお付き合いしていこうと思う。