こんにちは
年金と聞くと、特に若い方にはイメージが悪いのではないかと。
お年寄りに貢いでいるだけ、自分の老後は貰えないという感じに捉えている方もいたり?
でも、年金の運用は意外と頑張っているんです。
年金運用を任されているのはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)。
3か月ごとに運用実績を公開しています。
赤字となったときだけマスコミが「赤字ダー」と報道されるあれです。
GPIFが公開している資料での最新版は、2021年10~12月の運用実績。
公開資料によると、
- 期間収益率:+2.81%
- 期間収益額:+5兆4372億円(うち利子配当が9187億円)
この期間は株価が好調だったのでこれくらいは普通かもと思わないでもないですが、たった3か月で5兆円を超える運用益を上げているのは悪くないですね。
ちなみにGPIFが市場運用を開始したのは2001年。
これ以後の20年あまりでの運用実績は、
- 年間収益率:+3.79%
- 累積収益額:+107兆6319億円(うち利子配当が42兆7569億円)
収益額は、安倍政権以後に急増。
「アベノミクス」の恩益を年金運用はおもいっきり享受してますね。
2021年以前では年間収益率がマイナスだった年も何回もあることを見ると、投資運用は短期の上がった下がったではなく、10年20年と長期的に見ないといけないです。
年金に関しては、いまだにこんな文句を言っている方が見受けられます。
「年金が減らされているのは官僚と族議員のせい」
確かにバブル時期に、「グリーンピア」というリゾート施設を採算も考えずに作りまくってます。
グリーンピアについては、失敗だったでしょうね。
GPIFの前身である「年金福祉事業団」が1914億円も掛けて全国13か所に作ったグリーンピアですが、最終的に撤退し売却した額の合計が約48億円。
運営中の赤字額を含めると、損失額は3682億円に上ったそうです。
ただし、グリーンピアの損失額って、現在のGPIFが3か月間に受け取っている利子配当の半額以下なんですよね。
その他過去に「使い込んだ年金」総額がどのくらいになるのかいちいち調べていませんが、GPIFが運用して稼ぎ出している収益でとうに補てんできているのではないかなと思ったりしています。
年金は過去に社会保険庁がめちゃめちゃな運営をしていたですが、現在は監視の目が厳しいこともあり、割といい感じに運用されています。
それでも年金の先行きが厳しいのは、誰も言いませんけど「高齢者が長生きし過ぎる」からですかね。
不都合な真実を書いちゃいますけど、ぶっちゃけみんな早死にしてくれれば年金財政は一気に好転しますんで。
つまり、年金財政が厳しくなるのは「少しでも長生きしたい」という個々人のエゴの結果ですよ。
ではまた。
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