48歳からのセミリタイア日記

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対ロ制裁の行方

 

こんにちは

 

ロシアのウクライナ侵攻は短期的には解決の糸口が見えません。

アメリカを始めとする西側諸国は、軍事介入する気が毛頭ないからです。

裏からこっそりと(または表から堂々と)武器をウクライナに流してはいますが。

 

軍事的な介入はやる気がない西側諸国ですが、経済制裁は行うようです。

アメリカ、EU諸国、そして日本を含む西側諸国がロシアにどのような経済制裁を課すのか見てみましょう。

  • ロシアの大手行をSWIFT(国際決済網)から排除
  • プーチンやオリガルヒ(富豪)等の海外資産凍結
  • 戦略物資の輸出禁止
  • 最恵国待遇」の停止
  • ロシア人に対するビザの発給停止
  • ロシア国債の取り扱い停止

このあたりが共通項目のようです。

また、西側諸国の企業は続々とロシアでの企業活動を停止させています。

さらにアメリカとイギリスは、

まで打ち出しています。

 

 

 

 

経済制裁は即効性がありませんが、じわじわとロシア経済を痛めつけていくと言われています。

「言われています」とわざわざ他人事のように書きましたが、私は懐疑的なんですよねー。

まず、経済制裁に参加していない国が多いことがあります。

中国は当然参加していませんし、インドも同様。

ロシアはこのあたりの経済制裁しない国との貿易を増やして対応しますよ。

西側諸国の製品がロシアから消えても、代わりに中国やインドの製品がロシア市場を席捲するだけの気がしてなりません。

インドに関しては、ロシア産原油の輸入を検討とも報道されています。

インド、ロシアから割安な原油購入を検討…露側が「大幅な値下げ」提案(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

制裁の抜け道はあちこちにあります。

 

西側諸国が経済制裁しているロシアの状況を、「ABCD包囲網」に絡めとられた戦前の日本に例える方もおられますが、それとは全然違います。

まずロシアはエネルギーと穀物が自給できるだけでなく、海外に売って回る立場です。

これらを海外から買う必要が無いということは、最悪ロシア内で自給自足生活を送れるということ

むしろロシアが逆切れして石油・天然ガス穀物の全面輸出禁止に踏み切ると、大きな影響を受ける国がいくつもあります。

西側製品の供給が途絶えたらロシア国民がプーチンを引きずりおろすなんて甘い考えの識者もいるようですが、シロップ漬けのように甘い!!

ロシアの50代以上の国民は、旧ソ連を生きた世代。

彼らはイザとなればジャガイモとピロシキだけで食い繋いでいくことに抵抗がないでしょう。

そしてロシア国民の反西側感情が悪化、プーチンの支持率がむしろ上がりそう。

ウクライナ侵攻を正当化し、生活の窮乏を西側諸国のせいにするでしょうね。

 

 

 

 

ロシアは戦費が毎日数兆円に達するから早晩破産する!

なんて述べている方もおられますが、私はそれにも否定的。

何しろロシア軍の燃料は全て自国産で賄えますし、半国営企業から供給すればタダみたいなもの。

そしてロシア軍人の給料はルーブル建てなので輪転機を回せば問題無し。

死傷者への補償も同様。

食糧はもともと戦争しようがすまいが兵隊は食べさせないといけないのでプラマイ無し。

あとは弾薬と兵器損耗分の補充だけ、軍需工場から送り込み、失った兵隊は外国人傭兵で補うでしょう。

戦車の損耗に至っては旧式戦車をスクラップ処分する手間が省けたとプーチンは思ってそう。

 

ということで、西側諸国がいくら経済制裁で締め付けを図っても、長期戦にならざるを得ないと私は考えます。

プーチンが病死でもしないと問題解決はしないと思いますね。

 

ではまた。

 

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