人間を使い捨てする国はロシアだけではない

こんにちは

ロシアのウクライナ侵攻、早期解決の道筋が見えてきません。

ロシア軍にはかなりの人的損害が出ているようですが、撤退等の選択は無いかのような動き。

プーチンは自国の兵隊でも使い捨てと思っているのかも。

もしくは、人間などいくらでも畑で収穫できると考えているか。

とはいえ、さすがに兵員不足の懸念が生じてきたのか、外国の”志願兵”を1万人以上使うとかの報道が流れてきていますね。

彼ら外国兵たちも、単なる使い捨て要員であるのは確実です。

ただ、ロシアだけが人間使い捨てにする国かと問われると、違うと思われ。

日本もあまり人のことを言えません。

日本の場合、戦争で人間の命を軽く扱っていたのは第二次世界大戦までですが、その後の企業社会での人間使い捨てはまだまだ廃れていません。

企業が人間を使い捨てしていると思われる最大要因は、賃金をなるべく抑えて少しでも沢山働かせようという強欲な姿勢にあるでしょう。

日本の平均給与は過去20年に渡り、ずっと横ばい状態ですから。

その間に他の国が経済成長し、そして賃金水準も上がってきていますから、日本は今や韓国にさえ平均給与が抜かれてしまうという醜態ぶりです。

そして一般企業でも、教職等の公務職場でも、メンタルを病む人が大変多いです。

これは日本企業の、労働基準法なんて無視、働かせるだけ働かせようという姿勢が影響していると思います。

大企業は近年「働き方改革」とやらでだいぶ改善されてきているようですが、依然として中小企業、そして公務職場においてはとんでもない働かせ方をしているところが多いのではないでしょうか。

こんな企業に対して、私たち労働者側ができることは限られています。

企業の中から改善を叫ぶことは大変に困難ですし。

改善したいなら自分が経営側に回るしかないでしょうし、そうなったときには逆に従業員を抑圧するような方針を取るかもしれませんね。

となると、あとはロクでもない職場には早めに見切りを付けてリタイアするしかないです。

FIRE宣言してのんびりするもよし、セミリタイア生活を送るもよし。

労働力が減って人間を大事にしないと企業活動できないレベルになって初めて、人を大事にしようという企業体質に変わっていくのではないかな。

ではまた。

人間使い捨て国家 （角川新書） [ 明石　順平 ]

↓↓各ジャンルの他ブログが読めます↓↓