こんにちは
池袋暴走事故、地裁判決が出ました。
求刑に対して2年ほど刑期が短くなっています。
一応こういったものにも相場?があるようで、人2人亡くなっている自動車運転過失致死案件だとまあ重い方らしい。
ちなみに、この事故のすぐ後に起きた、神戸の2人亡くなっているバス事故で、被告の運転手には禁錮3年6ヶ月の実刑。
この運転手は救護義務をきちんと果たし、反省の弁を述べ、そしておそらく示談もきちんとやっているはず。
それに対して、救護義務は果たしてない、無罪主張して反省の色なし、示談不成立、満貫一丁あがりって感じの今回の被告が1年半しか刑期が多くないんですね。
ただ、今回の判決で求刑どおりの禁錮7年とかの判決にならなかったことは裁判官を評価できるかも。
世間では判決の刑期が短すぎるとかワーワー言っている人がいますので、それに引っぱられる形で異常な長期判決なんか出した日には、人民裁判の色あいを帯びてしまいます。
やっぱ裁判は公正にやらないとですね。
今回の裁判は地裁でしたが、おそらくは被告側が控訴して高裁へ、更には最高裁まで上告されるかもしれません。
日本の裁判制度は三審制を取っていますし、被告か検察かのどちらかが判決に不服があれば上級審へとなりますね。
今回の判決は被告側の主張がほぼ退けられていますので、まず間違いなく控訴されるでしょう。
ネットを見ていると、控訴しないで刑に服しろとかの主張が多いです。
私はそれに賛成しません。
なぜなら、裁判で控訴、上告する権利は誰にもあると思うから。
自分の身になって考えてください。
自分自身は絶対にえん罪と思っている裁判、自分以外世論はみんな有罪と責めてくる、判決も有罪、あなたは控訴せずに刑に服しますか?
あのジジイ自身はトンデモない輩ですが、権利は保障しないと。
私の予想では、ジジイ側は寿命を迎えるまで延々と裁判を続ける作戦ではないかと。
もう90歳になっていますし、どうもボケが来ているような感もあるので先が長くなさそうな感じ。
控訴審、そして上告審の間に亡くなる可能性はありますね。
実刑が確定するまでは、身柄は自由なのでほぼ私たちと同じ日常を送れますし、ジジイに反省の色は無いので、被害者の遺族はやるせないでしょう。
今回の事件(あえて事件と書きます)の教訓としては、高齢者に運転免許を安易に持たせて良いのかということ。
免許更新の要件をもっと厳しくする必要はあるでしょうね。
被害者のみが泣き寝入りしないといけないような事態は、何としても無くさないといけません。
それに今回は被告の家族が全く報道されないのも気になります。
被告が無くなると、損害賠償等の債務は家族に相続されるので全く無関係って話では無いですよ。
やっぱり上級国民だとそのあたりの忖度が入るんですかね?
ではまた。
下のアイコンをポチっと押してくださるとこのブログのランキングが上がります