こんにちは
日本は失われた何十年とやらで実質賃金が下がっていると言われています。
特に最低賃金が他の先進国と比べて低すぎるのだとか。
そのため、改善を求めて労働組合系の団体がアピールをやったりします。
最低賃金「1500円以上に」 全労連が生活費から算出(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
で、もしこの連中が言うとおり、最低賃金を1500円以上にするとしましょうか。
その結果、まず物価やサービス価格が上がります。
そりゃそうですね、モノやサービスを提供するのに人件費が上昇するのですから。
今までの価格では提供できないですよ。
現在の最低賃金が東京でやっと1000円を超えるくらいですから、全国一律に1500円にすると、ざっくり人件費が1.5倍に上がります。
私が経営者だったら、今までの利益水準を維持するために価格に転嫁しますよ。
賃金上昇のため、という理由付けができますから。
人件費の割合が高い分野ほど価格が上がるでしょうね。
もうひとつ考えられるのは、従業員の採用を絞って少数精鋭で運営すること。
一人当たりの人件費が1.5倍になるのだから、その人に今までの1.5倍働いて貰えば良いとなる企業も出てくるでしょう。
今まで3人で回していたのを2人に減らして人件費のつり合いを取るとかになっていくかもしれません。
そうなると、主に底辺労働系の失業率が上昇します。
実際に韓国ではそうなっていますね。
これら2つの予想、どちらもセミリタイアラーとしては都合が悪いです。
まず物価が上がるのはそのまま困りますよね。
セミリタイアラーとしては、日本国内では永久にデフレが続く方が望ましいのです。
フルタイムで働いていたら賃金上昇の恩恵を受けますけど、貯めた資産に頼った生活をするセミリタイアラーにとっては賃金上げろ運動とか迷惑なだけ。
失業率の上昇も歓迎できないです。
セミリタイアラーって、フルタイムではなくたまにパートタイムで働いてお小遣い程度のお金を稼ごうという方が多いはず。
その際に狙い目となるのは、時給が低いけど期間が短くて楽なお仕事。
失業率が低ければそういう募集は多数出てきて選ぶこともできますが、失業率が上がるとそういう仕事にも応募者が殺到するようになります。
そうなると若い人が有利になり、中高年セミリタイアラーは雇われ難くなりそう。
生活費をがっつりと稼ぐ必要がないのでセミリタイアしている我々。
たとえ時給が低くても、気が向いたときにのんびりお気楽に働けるのが一番なんです。
全労連の主張する最低賃金1500円なんてのが早期に実現した日には、お気楽な仕事が3Kに変わる予感しかしません。
ほんと、共産党系の組織ってロクなことしませんね。
連中の口にファスナーを付けて食事時以外鍵をかけてしまいたいです。
ではまた。
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