こんにちは
本日は目に留まったツイートから。
盗めるアート展に出展していた私の作品がメルカリに出品されているよ、と友達から知らされて笑った。別に怒ってないけど絶対に誰も買わないしおもろいから作者本人として真剣に値下げ交渉しといた。 pic.twitter.com/nOXRVkH9pj
— MASAKO HIRANO (@cokepotato) December 7, 2020
少し前に「盗めるアート展」というイベントが話題になりました。
勝手に持って行ってよいアート作品を展示するということで、多数の人が集まり開始早々に全ての作品が持ち去られたという、ご近所さんにははた迷惑なイベントでしたね。
そこで「盗まれた」、つまり入手コストゼロな物品をメルカリに出品した輩がいると。
それに対して作者本人が出品価格の価値がないからとコメントを付けるというカオス。
出品者は111111円の価格を付けていますが、それに対して作者が制作費用は25000円で1週間ほどの制作日数であるのに、「こういった価格で転売されることが一番心無い行動」(作者ツイートより)と書かれています。
私はこの作者の行動の方に違和感を覚えちゃいますが。
だってこの作品、もうこの作者の手を離れているんでしょ。
そうすれば現占有者がどう転売しようが、その本人の自由では。
そこへチャチャを入れるかのようなコメントって、メルカリでの妨害行為に他ならないのではないかなと。
そもそもアート作品って転売したらあかんのですか?
世の中に溢れる美術品と呼ばれるものは、転売じゃないんですかね。
みんな作者から直で買取したら永久に売らないで死蔵するの?
みなさんもご存じバンクシーとか、製作者の意向などお構いなしにオークション等で転売されているじゃないですか。
それを全て否定できるなら、作者の言っていることも理解できますけどねー。
資本主義経済の下では、売り手と買い手が合意した価格が市場価格となります。
それに作者を含めた第三者がケチをつけるのは筋違い。
今回のケースでは、作者が高額転売されたくなければ展示する段階で「転売不可」等の条件を付けるべきでしたね。
まあメルカリのやりとりまで含めて「アートだ」なんてツイッターでコメントしていた方がいましたが、あんなのは出品者から見ればアートでも何でもなくタダの妨害行為です。
ちなみに、顛末としてはメルカリの出品はその後削除されたらしいですが、ヤフオクの方で売買が成立したとの未確認情報もあります。
何でもかんでも転売転売の世の中が世知辛いと言ってしまうとそれまでなんですが、なんだかなあ。
もっとまったりといきたいものですね。
ではまた。
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