こんばんは
株の取引で9月に大きな損失を出したlunaです。
10月に入って心機一転、美味しそうな株は~と9時前にパソコンの前に座ったのですが、証券会社の取引画面に映る情報がなんだかおかしいのです。
そのうちにシステム障害により株式売買を停止する旨の警告メッセージが。
9時から取引開始なのですが、その10分ほど前から取引停止の決定がされていたようでした。
その後、ネット等にも東証のシステム障害についてのニュースが流れ、こりゃ大ごとになったなあと。
今日中に復旧するかなとちらちら調べていたのですが、結局のところ復旧しないまま取引終了時間の15時に。
東証のシステム障害により、一日中全ての株式取引が停止されたのは史上初です。
こりゃ東証(東京証券取引所)の責任重大だなあ。
それともやらかしたのは東証にシステムを納入している富士通か?
と考えていると、東証が記者会見を行った様子がYouTubeにアップされていました。
会見によると、システム障害の原因はハード(機器)の故障。
外部からのハッキング等の攻撃や、人的ミスではないようですね。
故障個所の交換は終了し、明日から取引再開の見込みとのこと。
全体として、これが会見の見本なんだなと感じました。
特に好感を持ったのは、会見中、記者から責任の所在を問われたときに社長が、
「市場運営者としての責任は(富士通ではなく)私共に全面的にある」
「富士通への損害賠償請求は現時点では考えておりません」
と責任を故障した機器を納入した富士通におっかぶせなかったこと。
この社長は何度も謝罪の言葉を口にしていました。
また脇を固める取締役の方々の説明が大変わかりやすかったです。
素人の私にも、何が原因でどう対処してどうなったということがわかるようなきちんとした説明でした。
セブンペイでやらかしたセブンアンドアイの会見をした人に、この会見を100回見て勉強しなさいと言いたいですね。
丸一日取引ができなかったことで、損害を被った方が沢山いることと思われます。
それらの賠償責任等は今後明らかになっていくのでしょうが、とりあえずきちんとシステムが復旧するよう祈っています。
たぶん現場では戦場のような慌ただしさで処理を続けているんだろうなあ。
ただ、東証のトップの方々はすごく「デキる」方々ということはわかりました。
今回のトラブルで対外的にも信用が失墜したかもしれませんが、ああいうトップ陣がいる会社は安泰じゃないかと思います。
そういう意味では東証を傘下に持つ日本取引所グループ(銘柄コード8697)は長期投資目線で株式を保有してもいいかもしれないと感じたところです。
※個別銘柄を推奨していません。株式投資はあくまで自己責任でお願いします。
ではまた。
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