48歳からのセミリタイア日記

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警察のDNA採取に問題は無いか

 

こんにちは

 

警察は従来、犯罪捜査のために指紋を採集してきました。

最近では、容疑者からDNAも採取しているようです。

 

www.asahi.com

 

リンクした記事によると、2019年末時点で約130万件ものDNA型を採取し登録しているとのことです。

収集のやり方ですが、逮捕や取り調べをした容疑者から「本人の同意」を得てDNAを採取、現場に犯人が残したと思われる遺留物からもDNAを採取しています。

DNA採取の対象となる犯罪は、私はてっきり強盗や殺人等の凶悪犯罪だと思っていたのですが、窃盗や障害、覚醒剤取締法違反や道路交通法違反等ほぼ全ての警察が捜査する犯罪に渡っているよう。

 

 

 

私が警察によるDNA採取で問題ではないかと思っている2点。

  1. DNA採取の法的根拠
  2. DNAがデータベースから抹消されない

 

1点目ですが、DNA採取について、法的根拠は何もありません。

外国では法律を定めて罪種を絞ったりしているようですが、日本では国家公安委員会規則や警察庁の通達などで運用されていて、罪種の指定もなし。

つまり、あくまで容疑者からの同意を得て行う「任意のDNA採取」という建前。

建前は任意でも、実際には事実上の強制なんでしょう。

採取を拒否した日には「疑惑は深まった」とばかりに自白強要が酷くなりそう。

日本の警察ってそういうところが多過ぎて不信感しかありませんね。

 

2点目。

DNAを採取された容疑者が不起訴処分になったり無罪判決を受けても、DNAデータベースが抹消されないということです。

抹消されるのは警察庁の規定で「死亡した時」と「保管する必要がなくなった時」とのことですが、事実上一度登録したら永久に抹消しないということです。

だってデータベース上の人物が死んだかどうかなんていちいち調べないでしょうし。

究極のプライバシー、個人情報である自分のDNAデータが警察に永久管理されるって非常に気持ち悪いです。

 

自分は悪いことをしないから警察にDNA採取されデータとして保管されても問題ないと思っている方もいるでしょう。

ならば、全ての国民のDNAを採取してデータベース化すれば良いと思いませんか?

それができない、しないということは、問題があるということですよ。

 

最低でも、本人からの申し出によりDNAデータを廃棄するような規定を整備する必要があると私は思います。

究極の個人情報を警察が恣意的に保管して良いはずがありません。

というか、法律に依らずDNAの提出を求められたら断る勇気を持ちたいですね。

 

ではまた。

 

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