こんにちは
ツイッターのつぶやきで、
「厚生年金保険料、昔は安かったんだな」
というのを目にしました。
確かに昔は現在より安かったのは簡単に想像できます。
で、昔の年金保険料がどのくらいの水準あったんだろうという興味が湧きましたので調べてみることにしました。
厚生年金保険料の推移
厚生年金保険料の推移は、日本年金機構の公式サイトから参照できます。
これを見ると、確かにかなり割合が上がっています。
私が生まれた昭和44年(1969年)と現在(2020年)を比較すると、厚生年金保険料率が50年間で約3倍約3.3倍*1に増えているので。
国民年金の推移の方がえぐい
でも本当のところは国民年金の推移の方がえぐいです。
私が生まれた昭和44年で250円か300円。
現在は16540円ですから、実に55倍です。
実際には物価水準の変化があるので、それを考慮しないといけません。
なかなかこの手の比較は難しいのですが、日本銀行のHPに参考になりそうなものがありました。
昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか? : 日本銀行 Bank of Japan
これによると、昭和40年の1万円は現在の約4.2万円に該当するそうです。
ということは物価水準を考慮しても、昭和44年から現在までの国民年金保険料は約11倍に増えたと言えそうです。
厚生年金と国民年金を比較すると
過去50年間の保険料の変遷を2つの年金制度を比較しますと、厚生年金は約3.3倍、国民年金は約11倍となります。
つまり厚生年金は国民年金ほどに保険料が値上がりしていないということ。
結論としては、昔の厚生年金保険料は国民年金保険料よりも割高だったと言えるのではないでしょうか。
もちろん絶対的な保険料率は現在の方が高いです。
そして給与水準も昭和の時代の方が低かったので支払っている保険料も少ないでしょう。
でもこれは私の個人的感想ですが、意外に厚生年金保険料は上がっていないなと思いました。
国民年金の方が保険料の値上がり方が激しすぎるのでそう見えるのかもしれませんが。
みなさんはこの結果をみてどう思われますか。
ではまた。
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*1:コメントでご指摘受けましたが、平成15年の制度改正で賞与からも保険料を徴収することになり、それに伴い料率が変わったことを考慮していませんでしたので再計算しました