こんにちは
ヨーロッパではイギリスのチャールズ王太子の感染が発表されました。
日本では志村けんさんも。
東京では毎日感染者数が増え続けていて、都市封鎖の可能性が噂される事態に。
こういう事態になって、セミリタイアラーやフリーランスの方で仕事が無くなったりバイト先が潰れたりなんてことが起こっている方もいらっしゃるのでは。
蓄えがきっちりある方は当面大丈夫ですが、中にはそうでない方も。
この件については政府に物申すとばかりに昨日記事にしました。
しかし早い時期の現金給付はなさそうですね。
こういうことは時間勝負なんですが、ぐずぐずしてたら家計がヤバイという方もおられるはず。
そんな方に朗報。
一昨日25日から「生活福祉資金の特例貸付」が始まりました。
生活福祉資金の特例貸付
厚生労働省の公式HPのリンクを貼っていますが、生活福祉資金貸付制度というものがあります。
簡単に言うと、生活に困っている人に無利子ないし低利子で貸し付けしてくれるというものですが、今までは結構条件が厳しく生活保護一歩手前の状態じゃないと利用が難しいものでした。
今回、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、休業や失業する方が急増する見込みであるため特例措置として対象が大幅に拡大されています。
厚生労働省のHPより引用します。
制度は二つに分かれています。
緊急小口資金の対象者は、新型コロナウイルスの影響を受け、休業等により収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付を必要とする世帯。貸付上限は10~20万円。償還期限は2年以内。
総合支援資金の対象者は、新型コロナウイルスの影響を受け、収入の減少や失業等により生活に困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯。貸付上限は月15~20万円を3ヶ月。償還期限は10年以内。
どちらも1年間は据え置きしてくれて、無利子、保証人不要という好条件です。
さらにこんな一文がありました。
今回の特例措置では新たに、償還時において、なお所得の減少が続く住民税非課税世帯の償還を免除することができることとしています。
これは状況次第ですが、貸付を受けたお金を返済しなくてもよい、ということです。
2つとも利用できたら最大で80万円になりますので、結構太っ腹だとは思いませんか。
特にセミリタイアラーの方だと住民税非課税という方も多いでしょうから、うまく借りることができたら返済免除してもらえるかも。
今回の特例貸付ですが、受付開始は3月25日から、申込受付はお住まいの市区町村社会福祉協議会となっています。
国の制度は賢く利用しよう
昨日煽るような記事を公開している私が書くのもなんなのですが、クレクレ言う前に使える制度をきちんと調べた方が良いですね。
現金10万円ください、というワードがツイッター等でトレンドになっていますが、こちらの方がよほど額が大きいです。
新型コロナの影響を受けて生活が厳しい方にとってはマジ救世主。
逆に言うと、特例貸付を申し込んで審査に落とされるようであれば、新型コロナにより生活が厳しくなってないということになります。
私もちょっと問い合わせだけでもやってみようかと思っています。
お役所仕事の常で必要書類が多かったりと面倒なことが多そうですが、今回は特例ということですし、案外簡単に借りることができるかもしれませんので。
そしたら私は万年住民税非課税なので返済をしなくてよいかも。
現金給付について
国として家計支援の方策としては、生活福祉資金の特例貸付だけで良くないですかね。
困っている人を助けるのはあくまで「福祉」の範疇ですから。
これに加えて雇用調整助成金もありますので制度としては十分かと。
経済政策としてお金を使わせようとするならば、所得が減少している世帯とかに対象を絞らずに国民一律現金給付しかないですよ。
ではまた。
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